セイコーソリューションズは2021年7月28日、IT運用の自動化を支援するSIサービス「SNOPS(スノップス)」のオプションとして、ITSM(ITサービス管理)機能「SNOPS ITSMオプション」を発表した。同年8月2日から提供する。ITSM機能を備えた運用管理ツール「OpsRamp」(米OpsRamp製)を提供する。蓄積したインシデント情報とナレッジ情報をAIが学習することで、新規のインシデントが発生した際に対応策をひも付けてアクションを自動実行できるようになる。
セイコーソリューションズの「SNOPS(スノップス)」は、IT運用の自動化を支援するSIサービスである。中核となるミドルウェアとして、フィックスポイントが提供するシステム運用自動化ソフトウェア「Kompira(コンピラ)」を利用する。アラートに対して自動でアクションを実行したり、設定変更を自動化したりするなど、これまで手動で対応していた運用管理ジョブを自動化する。
SNOPSは、運用自動化基盤(Kompira)の周辺要素として、運用自動化のコンサルティング、ジョブフロープログラムの開発や技術支援、運用保守、トレーニングなどをワンストップで提供する。ユーザーの課題、運用体制、対象範囲、検討状況などに応じて、必要なサービスメニューを選択できる。
今回発表の「SNOPS ITSMオプション」で、ITSM機能を備えた運用管理ソフトウェア「OpsRamp」を提供する(図1)。ITILに準拠したITサービス管理に必要な機能を一通り網羅しているほか、アクションを自動実行する条件として、AIによる判断を組み込める。蓄積したインシデント情報とナレッジ情報をマシンラーニング(機械学習)で学習することで、新規のインシデントが発生した際に対応策をひも付けてアクションを自動実行できる。