アルプス システム インテグレーション(ALSI)は2021年8月30日、クラウド型経費精算サービス「BIZUTTO経費」のオプション機能を追加したと発表した。キャッシュレス決済の利用明細データを自動で取り込む「キャッシュレス決済オプション」を同年9月3日から提供する。利用明細データは、マネーツリーの決済データ管理サービス「Moneytree LINK」と連携することによって取得する。
アルプス システム インテグレーション(ALSI)の「BIZUTTO経費」は、クラウド型経費精算サービスである。入力作業を簡素化することで、経費精算にかかる手間を削減する。例えば、交通費精算では、定期券利用区間を自動で控除する機能や、会社の規定に合わせた日当金額を自動で計算する機能、過去のデータを流用して起票するコピー機能、一括で申請・承認ができるまとめ機能などを備える。細かく10人単位で契約できるので、企業の規模や利用者の数に合わせて適切な費用で運用できる。
今回、キャッシュレス決済の利用明細データを自動で取り込むオプション機能「キャッシュレス決済オプション」を追加した(図1)。利用明細データは、マネーツリーの決済データ管理サービス「Moneytree LINK」と連携することによって取得する。ユーザーは、Moneytree LINKにアカウントを登録し、BIZUTTO経費との連携を許可することによって、Moneytree LINKからBIZUTTO経費にデータを取り込めるようになる。

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Moneytree LINKは、キャッシュレス決済サービスなどの利用明細を自動で管理できる、企業向けの金融データ管理基盤サービスである。個人/法人の口座、クレジットカード、電子マネー(モバイルSuicaなど)といった、各種のキャッシュレス決済サービスを登録することによって、これら金融サービスの利用明細データを取得して管理できる。
BIZUTTO経費とMoneytree LINKをデータ連携させることで、申請者の入力作業を減らせられる。取引日や金額などの必要データを自動で取得する。一度申請した明細データは再選択できないので2重申請のミスを防ぐ。紙の領収書の提出が不要になり原本確認作業を削減し、ペーパーレス化で紙書類の管理・運用工数も減る。
BIZUTTO経費の価格(税別)は、最小構成の10ユーザーで月額2万円から。初期費用は10万円。キャッシュレス決済オプションは、最小構成の10ユーザーで月額1000円から。