NECは2021年9月8日、米Amazon Web Services(AWS)とグローバル5G、デジタル政府、ハイブリッドクラウドなどの領域で協業を拡大すると発表した。ユーザーのデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する取り組みを開始するとしている。
NECは2020年11月、米Amazon Web Servicesとコーポレートレベルの戦略的協業契約を締結した(写真1)。両社はこれまで提供メニューの共同開発やデリバリー体制の強化を進めてきた。今回、協業を拡大して、主に「グローバル5Gの連携」「デジタル政府」「ハイブリッドクラウド」の3領域で取り組みを強化する。
写真1:NEC 執行役員常務の吉崎敏文氏(写真左)と、米Amazon Web Services Senior Vice PresidentのMatt Garman氏(写真右)拡大画像表示
取り組みの強化にあたって、NECグループはAWS認定資格保有者を現在2000人に増強している。協業開始時点は1500名で、これを3年間で倍増させることを目標にいている。「増員によって、クラウドプロジェクトに関して国内で最大規模のデリバリー体制を堅持している」(NEC)。
グローバル5Gの連携では、NECのクラウドネイティブな5G関連製品・サービス(5Gモバイルコア、OSS/BSS、ローカル5Gなど)と、AWSのクラウドおよびエッジ関連サービスを組み合わせ、各種の提供メニューを開発し、グローバルで提供する。通信事業者のクラウド導入・移行や、ユーザー企業のDXの加速に貢献していくとする。
デジタル政府領域について、NECは今回、AWSの政府機関コンピテンシーパートナーに認定された。2020年に開始した戦略的協業関係や、これまでの政府および公共機関向けの実績を踏まえたものという。今後、AWSとの協業関係をさらに強化し、デジタル政府のための提供メニューの開発に注力していく。
ハイブリッドクラウドについて、両社の連携により、オンプレミスおよびクラウド環境を安全かつ高速・低遅延で接続するハイブリッドクラウド実現のための提供メニューを開発するとしている。
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