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テレワーク環境を“抜き打ち検査”して情報漏洩を防止─AOSデータの「Fast Forensics FaaS」

2021年9月15日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

AOSデータは2021年9月15日、クラウド型フォレンジックサービス「AOS Fast Forensics FaaS」を発表した。専用のクライアントソフトウェアをインストールしたPCのログを収集し、情報漏洩などにつながる操作ミスや不正行為を検知する。テレワーク環境のフォレンジック検査を可能にする。価格(税込み)は、最小構成となる監視対象30台で19万8000円など。

 AOSデータの「AOS Fast Forensics FaaS」は、Windows 10 PCのログを収集し、情報漏洩などにつながる操作ミスや不正行為を検知するフォレンジックサービスである。専用のクライアントソフトウェアをインストールしたWindows 10 PCの利用状態監視を行う。テレワーク環境のフォレンジック検査などリスクマネジメントに利用できる(図1)。

図1:クラウド型フォレンジックサービス「AOS Fast Forensics FaaS」の概要(出典:AOSデータ)図1:クラウド型フォレンジックサービス「AOS Fast Forensics FaaS」の概要(出典:AOSデータ)
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 「従来は、情報漏洩などの問題が発生すると、外部のフォレンジックサービス業者に依頼してデジタルデータを調査していた。これに対して、コロナ禍でテレワークが広がる状況では、遠隔から迅速にフォレンジック調査が行える方法が求められていた」(同社)。

 監視対象のWindows 10 PCに、専用のクライアントソフトをインストールして利用する。監視データは、週1回(何曜日の何時)や1日1回(何時)など、スケジュールを設定して定期的にクラウドに収集し、クラウド上に保存する。

 収集可能なデータは、Web閲覧履歴、USB接続履歴、ファイル閲覧履歴、OS情報、イベントログである。OS情報から、最終シャットダウン日時も把握可能にする。PC/収集した日時/収集項目ごとに、CSVファイルとして取得する。

 AOSデータによれば、情報漏洩の原因の8割は、誤操作、紛失、不正アクセス、管理ミスなどのヒューマンエラーである。ヒューマンエラーによる情報漏洩を未然に防ぐためには、ミスは起こるものとして捉えたうえで、定期的に抜き打ち監査を実施することが必要だとしている。

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