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コンカー、経費精算「Concur Expense」とSuica利用履歴の自動連携オプションを有料で提供

2021年9月24日(金)IT Leaders編集部

コンカーとJR東日本は2021年9月22日、コンカーのユーザー企業を対象に、JR東日本が提供するSuicaの利用履歴データを活用した「旅費精算」の有料サービスを発表した。2021年10月以降に順次提供開始する。

 コンカーは、経費精算クラウド「Concur Expense」の有料オプションサービスを発表した。Concur ExpenseにSuicaの利用履歴データを自動で反映し、旅費精算を容易にする。オプションサービスの利用は、事前同意をしたうえでSuicaの登録が必要になる(図1)。

図1:Suicaのデータサーバーと「Concur Expense」の連携イメージ(出典:コンカー、JR東日本)図1:Suicaのデータサーバーと「Concur Expense」の連携イメージ(出典:コンカー、JR東日本)

 鉄道やバスをSuicaで利用した場合、最短で乗車翌日にSuicaの利用履歴データをConcur Expenseに反映できる。旅費精算時の入力を省略でき、承認者や経理部門によるチェックの負担も軽減する。

 また、タクシーなどを利用した際のSuica利用履歴データを「デジタル明細」として利用できる。領収書やレシートの受領が不要になり、立替経費精算の手間もかからなくなる。

 サービスの対象となるSuicaは、「My Suica」(記名式、一部対象外あり)と、「モバイルSuica」である。連携の対象となるデータは、Suicaで利用した鉄道・バス・タクシーなどの利用履歴である(定期券区間の乗車履歴、その他物販履歴を除く)。

 対象となるユーザーは、2021年10月以降に新たにConcur Expenseを利用するユーザーである。すでにConcur Expenseを利用しているユーザーについては2022年に提供を開始する。

 コンカーによると、Concur Expenseは、約4万6000社の企業が導入しているという。交通系ICカードや各種法人カード、QRコード決済アプリケーションなど多様なサービスとデータ連携が行え、経費入力業務を省力化する。電子帳簿保存法に準拠しており、経費精算業務のペーパーレス化する。

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Concur Expense / Suica / 経費精算 / JR東日本 / ペーパーレス

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