NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2021年10月12日、資産管理クラウドサービス「資産管理Express for SAP S/4HANA Cloud ~Powered by Convi.BASE~」の提供を開始した。購入、資産登録、棚卸し、減価償却、除却という資産の一連の流れを管理する。SAPジャパンの「SAP S/4HANA Cloud」とネットレックスの物品管理クラウド「Convi.BASE」を組み合わせている。
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の「資産管理Express for SAP S/4HANA Cloud ~Powered by Convi.BASE~」は、資産管理クラウドサービスである(図1)。購入、資産登録、棚卸し、減価償却、除却という、資産管理における一連の流れを管理する。SAPジャパンの「SAP S/4HANA Cloud」に、ネットレックスの物品管理クラウド「Convi.BASE」を組み合わせている。
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導入メリットとして、機能拡張に必要なコスト・時間の削減を挙げている。「S/4HANA Cloudの機能拡張には費用や時間がかかる。追加の機能として物品管理に特化したConvi.BASEを利用することで、機能拡張に必要なコストや時間を削減できる」(同社)としている。
また、NTT-ATが自社のシステム構築で得たシステム連携や製品選定などのノウハウを提供することで、システム連携に関わる工数を削減できるとしている。オプションで、RPA(ロボットによる業務自動化)ソフトウェア「WinActor」を使った外部システム連携も用意している。
なお、Convi.BASEは、ICタグやバーコードを利用して社内資産を適正に管理・運用するためのクラウドサービスである。各種物品にICタグやバーコード付きの管理ラベルを貼付することで、管理台帳と社内資産をひも付ける。iOSデバイスを使って棚卸し(現状調査)が行える。