[新製品・サービス]
特権ID管理「SecureCube Access Check」新版、CSVマスター編集ツールでデータ登録を容易に
2021年11月24日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NRIセキュアテクノロジーズは2021年11月24日、特権ID管理ゲートウェイソフトウェア「SecureCube Access Check」の新版(5.5.0)を販売開始した。新たに、マスター情報を直感的に登録できる「マスタ管理支援ツール」と、申請作業を効率化する「申請テンプレート機能」を追加した。価格(税別)は374万円から。
NRIセキュアテクノロジーズの「SecureCube Access Check」は、特権IDによる情報システムへのアクセスを管理するゲートウェイソフトウェアである。特権IDの管理に必要な申請・承認ワークフロー、ID/パスワード管理、ゲートウェイでのアクセス制御、操作ログの取得・管理、監査補助などの機能を提供する。ユーザーは、SecureCube Access Checkを介して特権IDの仕組みを利用する形になる(図1、関連記事:特権ID管理「SecureCube Access Check」新版、クラウド管理者パスワードの自動変更を容易に)。
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新版(5.5.0)では、ユーザーから要望の多かった2つの機能を追加した。マスター情報を直感的に登録できる「マスタ管理支援ツール」と、申請作業を効率化する「申請テンプレート機能」である。
マスタ管理支援ツールは、SecureCube Access Checkに登録したユーザー情報や接続ノード情報などのマスター情報を簡単に編集できるツールである(画面1)。クライアントPCで動作する。ダウンロードした各マスターのCSVファイルの項目値を直感的に編集できるほか、入力内容にエラーがないかチェックできる。編集後のCSVファイルをSecureCube Access Checkに登録できる。
NRIセキュアによると、SecureCube Access Checkでは、登録したユーザー情報や接続ノード情報などのマスター情報をCSVファイルとして出力し、これを編集して一括登録できるが、「CSVファイルでは直感的に編集しづらく、一括登録で失敗してしまう」といったユーザーの声があったという。
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申請テンプレート機能は、作業内容やポリシー、添付ファイルなどの申請項目をテンプレートとして事前に保持する機能である(画面2)。定常作業を事前にテンプレート化しておくことで、作業日時を入力するだけで、すぐに目的の申請ができる。申請作業の効率が上がる。
SecureCube Access Checkは、厳格なポリシー設定機能を備えるが、「申請時に選択するポリシーに迷う」「誤ったポリシーを選択してしまう」というユーザーの声があったという。
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