ITコンサルティング/SIサービスを提供するフリーダム(本社:東京都港区)は2021年12月14日、ASTERIA Warp用アダプター「SAP S/4 HANA Cloudアダプター」を販売開始した。アステリアのデータ連携プラットフォーム「ASTERIA Warp」で同アダプターを用いて、「SAP ERP」から「SAP S/4HANA Cloud」にノーコードでデータを移行できる。アステリアが同日に発表した。価格(税別)はサブスクリプションが月額2万円から、ライセンス購入が80万円。
フリーダムの「SAP S/4 HANA Cloudアダプター」は、「SAP ERP」から「SAP S/4HANA Cloud」にノーコードでのデータ移行を可能にするミドルウェアである。アステリアのデータ連携プラットフォーム「ASTERIA Warp」用のデータ接続アダプターとして提供する。一連のデータ移行プロセスをASTERIA Warp上で実行できる(関連記事:データ連携ソフト「ASTERIA Warp」新版、テレワークを考慮して開発ツールとの通信をSSL/TLS化)。
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同アダプターは、CData Software Japanの「SAP Netweaver Gatewayアダプター」をベースに、同ツールをASTERIA Warp用アダプターとして開発した。ASTERIA Warpから、SQLを用いてS/4HANA Cloudと連携し、データの抽出/取得、登録、更新/削除、SQLの実行が行える。
「SAP ERPを使い続けている企業では、S/4HANAへのデータ移行が急務となっている。一方で、従来のBAPI形式での連携方式から、Open Data Protocolに準拠した通信形式への変更が必須となるなど、データ連携やシステム移行には多くの費用や工数がかかる。このことがSAP2027年問題として顕在化し、多くの企業にとっての課題になっている」(アステリア)。
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