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ニフコ、人事システム「COMPANY」を導入、人事労務業務のアウトソーシングも開始

2022年1月11日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

工業用ファスナー大手のニフコ(本社:神奈川県横須賀市)は、人事システムを「COMPANY」で刷新した。複数のシステムや表計算ソフトウェアで分散管理していた人事データを一元化した。この上でさらに、労務管理や給与計算などの人事労務業務を外部ベンダーにアウトソーシングした。業務アプリケーションソフトウェア群「COMPANY」シリーズを提供するWorks Human Intelligenceが2022年1月11日に発表した。

 工業用ファスナー大手のニフコは、人事システムを「COMPANY」で刷新した(画面1)。人事データを一元管理し、人事業務を効率化するため、「COMPANY 人事・給与」、「COMPANY 就労プロジェクト管理」、「COMPANY Web Service」を採用した。

画面1:「COMPANY」の画面イメージ。転勤や転居、結婚などに必要な各種書類の提出も、ナビゲーションに沿ってWeb上で申請可能になった(出典:Works Human Intelligence)画面1:「COMPANY」の画面イメージ。転勤や転居、結婚などに必要な各種書類の提出も、ナビゲーションに沿ってWeb上で申請可能になった(出典:Works Human Intelligence)
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 ニフコは従来、人事業務を、複数のシステムや表計算ソフトウェアで管理していた。人事データが各所に散在している状況だった。さらに、電子化していない紙業務のため、担当者と従業員の双方に負荷がかかっていた。COMPANYの導入によって人事データを一元化した。

 導入効果の1つは、人事情報の一元化によって、人事戦略をスムーズに実行できるようになったことである。社員の業務経験歴や評価、研修受講歴、勤怠といった人事情報を一元管理することで、データの重複入力や連携作業などの無駄な業務を削減した。また、情報を活用しやすくなったことで、社員の異動・配置検討から働き方改革の推進、人事制度改正の対応まで、各種の人事戦略を実行しやすくなった。

 もう1つの導入効果は、申請を電子化したことによって、業務が効率化し、利便性が高まったことである。身上届や勤怠申請、認定資格登録などの各種申請ワークフローを電子化した。従業員視点では、申請をナビゲーションする機能によって利便性が高まった。画面上に表示される質問に沿うだけで、必要な情報を提出できるようになった。

 今回の人事システムの刷新では、人事労務領域のアウトソースも並行して実施した。ワークスビジネスサービスが提供しているBPOサービスを採用した。目的は、人事部の業務を、労務管理や給与計算などの「管理・オペレーション業務」から、人的マネジメントなどの「戦略的業務」へとシフトさせることである。月次で行う給与計算や勤怠管理業務のほか、定期的に発生する昇給や住民税年次改定、年末調整などを委託する。

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