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NTT Com、運用一体型の月額定額制エッジコンピューティングサービス「SDPF Edge」

2022年1月18日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2022年1月18日、運用一体型エッジコンピューティングシステム「SDPF Edge」を提供開始した。サーバー仮想化ミドルウェアを搭載したPCサーバー機をエッジ環境(オンプレミス環境)に設置し、運用管理やアプリケーションの配備などをクラウド上の管理サーバーから一元管理する仕組み。運用サービスを含めて月額制で提供する。価格(税別)は、月額4万7700円から。別途、アプリケーションとして、画像認識AIやAIモデル作成ツールなども提供する。

 SDPF Edgeは、エッジコンピューティングのためのシステム一式を、運用サービス込みで月額制で提供するサービスである(図1)。製造業における外観検査AIなどの用途に向く。サーバー仮想化ソフトウェアを搭載したPCサーバー機をエッジ環境(オンプレミス環境)に設置し、クラウド上の管理サーバーで一元管理する。管理サーバーは、運用監視機能や、エッジ環境へのアプリケーションの配備機能などを提供する。

図1:SDPF Edgeの概要(出典:NTTコミュニケーションズ)図1:SDPF Edgeの概要(出典:NTTコミュニケーションズ)
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 なお、エッジコンピューティングとは、クラウド側ではなくエッジ側(オンプレミス側)にコンピューティング環境を設置するシステムアーキテクチャを指す言葉である。機器の監視データや目視検査の画像など、こうしたデータが発生するエッジ側でデータを処理する。クラウド上でデータを処理するよりも高速に、リアルタイムに近いレスポンスで処理結果が得られる。データをクラウドに転送せずに済むため、通信量も減る。

 エッジコンピューティングの課題は、サーバーシステム一式をエッジ側に設置する必要があるため、システムの維持管理にかかる負担が増えることである。SDPF Edgeでは、これを解決する。システムに不具合が生じた際は、現地に駆け付けてサーバーを交換する。サーバー運用時のセキュリティ対策やリモート復旧作業などの運用もNTT Comが実施する。

 CPU数、メモリー容量、ストレージ容量に応じて3つのプランを用意した(表1)。

表1:SDPF Edgeのプラン(GPUカードの搭載やスペックの変更など、カスタマイズによる提供も可能)
プラン名 サーバータイプ CPU数 メモリー容量 ストレージ容量(種別) 月額費用(税込)
プラン1 ラックマウント 32コア 128GB 3.84TB(SSD) 12万3600円(13万5960円)
プラン2 ラックマウント 16コア 64GB 0.96TB(SSD) 8万5100円(9万3610円)
プラン3 ボックス 8コア 32GB 1TB(HDD) 4万7700円(5万2470円)

 NTT Comが挙げるユースケースの1つは、製造現場における製品の品質管理である。クラウド上で開発したAIモデルをエッジコンピューティング環境で動作させることで、品質のばらつきなどを即時判定できる。膨大なデータをもとに素早く判定することで、製品の品質が安定する。

 ユースケースの1つは、小売業における購買行動分析やセルフレジのスキャン漏れ検知である。店舗内のリアルタイムな画像データを活用することで、来店者の購買行動を分析したり、セルフレジのスキャン漏れを検知したりする。リアルタイムに判定することから、意図しないスキャン漏れを即時に来店者に知らせられる。購買行動に関する分析結果など、必要なデータに限ってクラウドに転送することで、通信量を削減する。

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NTT Com、運用一体型の月額定額制エッジコンピューティングサービス「SDPF Edge」NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2022年1月18日、運用一体型エッジコンピューティングシステム「SDPF Edge」を提供開始した。サーバー仮想化ミドルウェアを搭載したPCサーバー機をエッジ環境(オンプレミス環境)に設置し、運用管理やアプリケーションの配備などをクラウド上の管理サーバーから一元管理する仕組み。運用サービスを含めて月額制で提供する。価格(税別)は、月額4万7700円から。別途、アプリケーションとして、画像認識AIやAIモデル作成ツールなども提供する。

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