米キンドリル(Kyndryl)の日本法人、キンドリルジャパンは2022年5月25日、Microsoft Azure環境の運用支援サービスを提供開始した。同年3月から提供するAWS環境の運用支援サービスをAzureでも提供する。起票代行や問い合わせ対応などに限った「ブロンズ」サービスと、運用作業を支援する「シルバー」サービスの2つを用意している。価格は個別見積もり。
キンドリルジャパンは、Microsoft Azure環境を対象とした運用支援サービスを提供開始した。AWS(Amazon Web Services)向けに2022年3月から提供している既存サービスに次いで、Azureでも同様のサービスを提供する。2021年11月に米マイクロソフトと締結したパートナーシップに基づき、Azure環境のユーザー向けにクラウド運用支援サービスを強化する形である。
支援の内容に応じて、起票代行や問い合わせ対応などに限った「ブロンズ」サービスと、運用作業を支援する「シルバー」サービスの2つを用意している。
ブロンズサービスでは、ケース代行起票や問い合わせ対応のための窓口を開設する。この窓口を経由し、Microsoft AzureやITインフラに関する知見を蓄積したナレッジベースを基に日本語によるサービスを提供する。
シルバーサービスでは、Microsoft Azure Portalを利用したサービスリソースの作成や各種設定作業、Microsoft Azure Automationによる自動化設定を代行する。ユーザーの要望に応じて作業を実施する。
キンドリルがAWSやAzureの運用支援サービスを提供する背景として、「クラウドサービスには各種の運用管理機能があるが、これらを使って効率的に運用するためには経験やスキルが必要である」ことを挙げる。
「今後は、シンプルで低価格なサービスから、クラウド環境の運用やアドバイザリーサポートといった高度なサービスまで、ユーザーのニーズに合わせて支援サービスの選択肢を広げていく」(同社)。