日本マイクロソフトは2022年6月10日、内定した役員人事を発表した。現代表取締役社長の吉田仁志社長が退任し、後任にマイクロソフト アジア地域プレジデント兼米マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデントのアーメッド・ジャミール・マザーリ(Ahmed Jamil Mazhari)氏が就任する。同人事は、後日開催の取締役会で正式に決定する予定である。
日本マイクロソフト社長の吉田仁志氏が同職を退任する。SAS Institute Japanや日本ヒューレット・パッカードの社長などを経て、吉田氏が日本マイクロソフトの社長に就任したのは2019年10月1日。2020年初頭から現在に至るコロナ禍を通じて経営を指揮してきた(関連記事:ミッションはDX推進による顧客のビジネス成果―日本マイクロソフト新社長の吉田仁志氏が就任会見)。
吉田氏の後任に、アーメッド・ジャミール・マザーリ(Ahmed Jamil Mazhari)氏(写真1)が就任する。現任のマイクロソフト アジア地域プレジデントと米マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデントの両役職を兼務する。
マザーリ氏は、米GEおよび米ジェンパクト(Genpact、2005年にGEからスピンオフしたBPOプロバイダー)で23年間にわたってマネジメントを務めた人物。最終的にはシニアバイスプレジデント兼CGO(Chief Growth Officer:最高成長責任者)として、GEグループのグローバル成長を牽引した。その後、2020年2月にマイクロソフトに入社している。
今回発表された人事は、後日に開催する同社の取締役会で正式に決定する予定である。