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鹿島建設、基幹システムをERP「HUE」で刷新、年間100万枚の書類を削減

2022年6月13日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

鹿島建設は、20年以上運用してきた自社開発の基幹システムをERPソフトウェア「HUE SCMシリーズ」「HUE ACシリーズ」で刷新した。ペーパーレス化によって年間100万枚の書類を削減し、クラウド運用でテレワークも進んだ。HUEの提供元であるワークスアプリケーションズ・フロンティアが2022年6月13日に発表した。

 鹿島建設は、20年以上運用してきた自社開発の基幹システムを、ワークスアプリケーションズ・フロンティアのERPソフトウェア「HUE SCMシリーズ」で刷新した。主な導入効果として、ペーパーレス化による年間100万枚の書類削減や、クラウド運用によるテレワークの進展を挙げる。

 同社はこれまで、大手建設会社特有の複雑な会計業務に対応するため、自社で開発した会計システムを機能を追加しながら運用してきた。しかし、20年超にわたる機能追加によりシステムが複雑化。メンテナンスや機能追加に限界が見えたことから、システムの刷新を決定した。

 鹿島建設が採用したHUE SCMシリーズは、「受注・契約管理」「実行予算管理」「工事原価管理」「工事プロジェクト管理」「JV管理」「調達・出来高」など、建設業界に特有の機能を提供する。今回、HUE SCMシリーズに加え、汎用の経理・財務会計システム「HUE ACシリーズ」も導入。併用によりで、個々の工事ごとの損益管理から全社決算まで幅広い会計業務に対応できるようになったという。

 上述の導入効果のうち、ペーパーレス化については、従来、会計伝票、領収書、請求書を合わせて年間約100万枚の書類を回覧・保管していたのを電子化し、保管スペース/コストを削減。情報のデータ化によって検索機能も向上している。

 また、ERPのクラウド移行については、場所を問わずに業務にあたれるようになったほか、従来、各拠点で対面実施してきたシステム導入時のユーザー教育や説明会をWeb会議に置き換えている。エンドユーザー約1万人からの問い合わせ対応もWeb会議による運用フロー上で進めている。

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