米キンドリル(Kyndryl)の日本法人、キンドリルジャパンは2022年6月21日、Amazon Web Services(AWS)運用代行サービス「クラウド支援サービス シルバー」を提供開始した。同年3月に開始した「クラウド支援サービス ブロンズ」の上位版にあたる。ブロンズでは、起票代行や問い合わせ対応などに限られていたが、シルバーでは、クラウド環境の運用作業を支援する。料金は個別見積となる。
キンドリルジャパンの「クラウド支援サービス シルバー」は、Amazon Web Services(AWS)の管理コンソールを介した各種設定などの運用代行サービスである。同社が2022年3月に提供開始した「クラウド支援サービス ブロンズ」の上位版にあたる。ブロンズでは、起票の代行や問い合わせ対応などに限られていたが、シルバーでは、クラウド環境の運用作業を支援する(関連記事:キンドリル、Azure運用作業支援サービスを提供、AWS向けと同様の内容)。
サービスリソースの作成、起動・停止、バックアップの取得、ネットワークの設定変更などである。運用作業支援メニューは、キンドリルの知見やスキルに基づいて作成したとしている。
「パブリッククラウドが提供する運用管理機能を使いこなすことが難しい。クラウドを活用するシステムの増加や複雑化によって、オペレーションの属人化も問題になっている。作業手順を統一化することで、運用の効率化や品質向上を図れる」(同社)。
キンドリルは今後、AWSとAzure以外のクラウド環境への対応も含めて、サービスの拡充を進めていく予定である。