丸紅ITソリューションズは2022年7月7日、「Log Reporter for Box(棚卸 Edition)」を提供開始した。クラウドストレージ「Box」における外部共有リンクをチェックして不正な共有のリスクを洗い出す。フォルダ管理者にレポートを通知して確認を依頼するといった運用がとれる。価格は要問い合わせ。
丸紅ITソリューションズの「Log Reporter for Box」は、クラウドストレージ「Box」の不正/不適切な共有を検知するツールである。Boxのフォルダ共有における招待リンクと共有リンクの発行状況を調査し、結果をExcel形式のレポートとして出力する。不正な外部共有が行われていないかどうかを定期的にチェックすることができる。
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今回提供を開始した「棚卸 Edition」は、外部共有リンクのチェック機能に特化している。標準エディションでは、指定期間において新規登録/削除した招待・共有リンクを出力するが、棚卸 Editionでは、その時点で有効なすべての招待リンクと共有リンクを一覧化して出力する(図1)。
また、任意のフォルダの情報のみをレポートにする機能も備わる。フォルダの管理者にレポートをメール通知して確認を依頼するといった運用が行える。
このほか、Log Reporter for Boxには「LightSIEM Edition」もある。同エディションでは、共有に関するログだけでなく、アップロードやダウンロードなど、Boxの全イベントログを集計し、フォーマットや保存場所を自由にカスタムして出力することができる。