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システム監視ツール新版「Zabbix 6.2」、AWSの監視テンプレート、障害イベントの一時抑制機能などを追加

2022年7月26日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ラトビア共和国のZabbixの日本支社、Zabbix Japanは2022年7月25日、システム監視ソフトウェアの新版「Zabbix 6.2」を発表した。新版では、AWSのAmazon EC2監視テンプレート、障害イベント/通知の一時抑制機能、Zabbixプロキシへの手動設定更新機能などを追加している。

 「Zabbix(ザビックス)」は、オープンソースソフトウェア(OSS)のシステム/ネットワーク監視ツールである。専用のエージェント(各種UNIX/LinuxやWindows)によるサーバー監視のほか、SNMP監視、リモートログイン(Telnet/SSH)とコマンド実行によるサーバー監視、ポート監視(ネットワークサービスの死活監視)など、各種の方法でシステムを監視する(関連記事システム監視ツール新版「Zabbix 6.0」、業務レベルでサービスの稼働状況を監視可能に)。

 新版のZabbix 6.2では以下の機能強化を行っている。

 AWSのAmazon EC2テンプレートを追加した。これにより、EC2アラーム、EBSボリュームの検出/監視、CPU、ネットワーク、ディスク、その他EC2のステータス情報の収集が可能になる(画面1)。このほか、新規の監視テンプレートとして、Envoy proxy、HashiCorp Consul、CockroachDB、TrueNAS、HPE MSA 2060/2040など各環境向けのものを追加している。

画面1:EC2インスタンスの各種トラッキングを1つのビューで表示(出典:Zabbix)
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 特定の期間、または手動で抑制を解除するまでの間、障害イベントおよびその通知を抑制する機能が加わったようにした。システム管理者は、複数の障害が発生している場合に、すぐに対応が不要な障害を隠すことによって、緊急性が高い障害対応に注力できるようになる。

 監視設定のユーザビリティを改善した。監視データ収集の設定を新規に作成した場合、作成後1分以内で監視データの収集を行う。これにより、設定後の動作確認をより早く行える。

 大規模環境を監視する際の性能を改善した。Zabbixサーバーがデータベースから監視設定を読み出す際に、これまで全体の設定を読み出してメモリーキャッシュの更新を行っていたものを、設定変更の差分だけをキャッシュに同期するようにした。これにより、大規模環境で監視設定が多数存在する場合でも、より安定した性能が出せるようになった。

 機密情報の保管場所として、「HashiCorp Vault」に加えて、「CyberArk Vault」に対応した。証明書を利用した暗号化接続が行える。

関連キーワード

Zabbix / システム監視 / AWS / ラトビア / SNMP / Amazon EC2 / HashiCorp / CyberArk Software

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