伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2022年11月9日、SAS Institute Japanのクラウド型データ分析プラットフォーム「SAS Cloud」を販売開始した。AIを活用したデータ分析や業務プロセスの自動化機能などを、SASが運用するクラウド上で利用できる。金融業や医薬品の製造業を中心に販売する。価格(税別)は、サブスクリプション型で年額2000万円から。販売目標として3年間で10億円を掲げる。
SAS Institute Japanの「SAS Cloud」は、クラウド型データ分析プラットフォームである。AIを活用してデータを分析する機能や、業務プロセスを自動化する機能など、今回、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)がデータ分析に必要なツールを網羅している。金融業や医薬品の製造業を中心に販売する。
AIを活用したデータの収集・整形・分析や、データを可視化するBIなどのSASのソフトウェアを、SASが運用するクラウド上で利用できる。大規模な初期投資を必要とすることなくデータ分析に取り組める。また、処理の負荷に応じてコンピュータリソースを柔軟に増減可能である。
ユーザーに分析やITの専門的なスキルがなくても、「売上向上」や「業務効率化」などの目的を設定することで、AIがデータの準備、課題の抽出、解決可能な予測モデルの作成などを自動化する機能も備える。効率よく課題を特定し、解決案を策定可能である。
CTCは、2004年にSASソフトウェアの取り扱いを開始している。これまでに、金融業や製造業に向けてシステム構築や保守・運用支援などのサービス提供実績がある。今回、SASビジネスで蓄積したノウハウをもとにSAS Cloudの販売を開始した。開発や運用での技術支援、データ活用のワークショップ、ツールの設定や操作のQ&Aサポートといった関連サービスを合わせて提供する。
SAS Cloudを販売する背景についてCTCは、「データ分析システムの導入には、ある程度の投資や導入期間が必要。コストを抑えて簡単に利用できる分析環境が求められている」と説明する。
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