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2022年11月21日(月)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　CTCの「CTCオープンハイブリッドコントロールセンター（CTC-OHCC）」は、ハイブリッドクラウド環境の全体最適化を支援するマネージドサービスである。オンプレミスや複数のクラウドの稼働状況を一元的に管理し、システムの安定稼働や投資判断などにつなげられるように支援する（図1）。

図1：「CTCオープンハイブリッドコントロールセンター」（CTC-OHCC）のサービス体系図（出典：伊藤忠テクノソリューションズ）
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　CTC-OHCCは、クラウドの利用状況を分析・可視化する「OHCCダッシュボード」と、以下の3つのマネージドサービスで構成する。なお、OHCCダッシュボードは、アプリケーションの性能監視、セキュリティリスクの未然防止、契約・コスト管理を含めてクラウドの利用状況を分析・可視化する。

1. CTCアカウントマネージドサービス（CTC-AMS）：システム全体の最適化を伴走型で支援
2. CTC SREサポートサービス（CTC-SRE）：システム運用の改善や自動化を支援
3. CTCマネージド・セキュリティ・サービス（CTC-MSS）：サイバーセキュリティ運用サービス

　(1)CTCアカウントマネージドサービス（CTC-AMS）では、ユーザーの窓口となるアカウントマネージャがシステム全体を俯瞰し、継続的な最適化を伴走型で推進し、業務の状況に合わせた運用設計や運用業務を提供する。OHCCダッシュボードを活用してシステム障害の予兆を検知し、障害の未然防止につなげる。切り分けが難しい複合的な問題に対処し、障害発生から事象の把握、調査分析、対応までを一貫して支援する。

　(2)CTC SREサポートサービス（CTC-SRE）では、クラウドネイティブ環境での利用を中心に構築したシステムを対象に、運用業務の継続的な改善を支援する。業務の自動化や効率化を担う各種のツールを活用し、システムの安定稼働とコストの最適化を支援する。

　(3)CTCマネージド・セキュリティ・サービス（CTC-MSS）では、セキュリティ機器の状況を24時間365日遠隔から監視し、緊急時の対応、機器の設定変更や運用などを一元的に行う。さらに、被害の発生を未然に防ぐ施策を提案する。インターネット上での脅威動向をダークウェブも含めて監視し、ユーザーに関連する機密情報の流出状況などを調査するサービスも提供する。