興安計装は、中小企業向けファイアウォール「Sophos Firewall XGS(100シリーズ)」の設定・設置サービスを提供開始した。ユーザー環境の事前現地調査、設定・設置、その後の保守受付サービスまでをカバーする。ソフォス製品を販売するベンダー向けに販売する。ソフォスが2022年11月22日に発表した。
興安計装は、中小企業向けファイアウォール「Sophos Firewall XGS(100シリーズ)」の設定・設置サービスを提供開始した。ユーザー環境の事前現地調査、設定・設置、その後の保守受付サービスまでをカバーする(写真1)。
興安計装がユーザー企業を訪問し(一部の地域を除いて全国が対象)、ファイアウォールを設置するためのネットワーク情報を収集する。収集したネットワーク構成情報と推奨するセキュリティ構成を基に、ファイアウォールを設定する。
設定作業では、ネットワークの接続設定、管理コンソール(Sophos Central)アカウントの発行、標準的な設定情報の適用などを実施する。例えば、Webダウンロードファイルのマルウェア対策、C&Cサーバーへの接続防止、IPS(不正侵入防止)、サンドボックス(動的検査)などを設定する。
設置時は、あらかじめ調査しておいた情報を基に現地でファイアウォールを設置し、通信確認を実施する。なお、ゲートウェイではなくブリッジ型でネットワークに接続することで、既存のネットワーク構成を変更することなく導入可能である。
保守サービスとしては、ユーザーからの故障連絡やテクニカルサポート、保守(センドバック保守)の受け付け、保守交換時の設定情報の適用などを実施する。設定情報はユーザーが管理・保管しておく必要がある。また、故障時の交換作業はユーザー自身で実施する。
保守の対象は、表1の中小企業向けファイアウォール4モデルである。小規模の支社・支店などをカバーする。
モデル名 | ファイアウォールのスループット | 次世代ファイアウォールのスループット | マルウェア対策など脅威保護時のスループット |
---|---|---|---|
Sophos Firewall XGS 107 | 7000M bit/s | 1050M bit/s | 370M bit/s |
Sophos Firewall XGS 116 | 7700M bit/s | 2000M bit/s | 720M bit/s |
Sophos Firewall XGS 126 | 10500M bit/s | 2500M bit/s | 900M bit/s |
Sophos Firewall XGS 136 | 11500M bit/s | 3000M bit/s | 1000M bit/s |