NRIセキュアテクノロジーズは2022年11月30日、セキュリティ運用支援サービス「SIEM監視サービス」を提供開始した。ユーザー企業が保有するSIEM(セキュリティ情報イベント管理)製品が取得するセキュリティログを24時間365日体制で監視する。提供当初の対象SIEM製品は「Splunk Enterprise」と「Splunk Cloud Platform」で、今後、対象製品を今後追加していく予定としている。
NRIセキュアテクノロジーズの「SIEM監視サービス」は、ユーザー企業が保有するSIEM(セキュリティ情報イベント管理)製品を対象に、24時間365日体制でセキュリティログを監視するサービスである。提供当初の対象SIEM製品は「Splunk Enterprise」と「Splunk Cloud Platform」で、対象製品を今後追加していく予定という(図1)。
拡大画像表示
「SIEMの運用を内製化するユーザー企業が増える一方、専門性を持つセキュリティ人材による24時間365日の監視体制を敷くことは難しい」(NRIセキュアテクノロジーズ)ことから、同サービスを提供する。
同社のSOCアナリストが24時間365日体制でログを監視する。ユーザー企業が自社環境で保有するSIEMを用いてログを分析し、対応すべきアラートに優先順位を付けたうえで報告する。具体的には、SIEMにおける検知ルールの要件定義と設計・実装・維持管理、24時間365日体制でのアラート(警報)の検出と分析、分析結果の連絡、QA(質問)対応などを行う。
SIEMの監視に必要なルールや、アラートを管理するダッシュボード(ポータル)を提供する。ユーザーの要望に応じた独自ルールの策定も可能で、SIEMの運用を内製化する利点を保ちながら、NRIセキュアテクノロジーズのノウハウを取り入れることができる。