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NTTPC、VPSサービス「WebARENA Indigo」でWeb実行環境「KUSANAGI」を提供

2022年12月16日(金)IT Leaders編集部

NTTPCコミュニケーションズは、VPS(仮想プライベートサーバー)サービス「WebARENA Indigo」において、プライム・ストラテジーのWebシステム実行環境「KUSANAGI(無償版)」の提供を開始した。WebARENA Indigoの管理コンソールからKUSANAGIの稼働基盤を構築可能である。KUSANAGIを利用可能なクラウドサービスは現在30サービス弱あり、今回WebARENA Indigoが加わった。KUSANAGIを提供するプライム・ストラテジーが2022年12月15日に発表した。

 NTTPCコミュニケーションズは、VPS(仮想プライベートサーバー)サービス「WebARENA Indigo」において、Webシステム実行環境「KUSANAGI 9(無償版)」の提供を開始した。WebARENA Indigoの管理コンソールからKUSANAGI 9(OSはCentOS Stream 8)の稼働基盤を作成可能である。別途プライム・ストラテジーにライセンス費用を支払うことで、無償版から有償版へのアップグレードも可能である。

 KUSANAGIは、Webシステムのバックエンドシステムを高速に動作させるための実行環境である。Linux(CentOS 7/CentOS Stream 8/AlmaLinux)とWebサーバー(Nginx、Apache)を中核に、言語、データベース管理システム、CMS(コンテンツ管理システム)などをパッケージ化している。CMSの「WordPress」の高速化を目的に使うユーザーが多いが、業務アプリケーションを含めた任意のWebシステムを高速化する。

 KUSANAGIの提供形態は、仮想マシンイメージ、コンテナイメージ、クラウドサービス上にデプロイする仮想マシンイメージ、の大きく3種類ある。このうち、クラウド/VPSで動作するKUSANAGIについては、それぞれの環境ごとにKUSANAGIの仮想マシンイメージを用意している。今回、KUSANAGIをデプロイ可能なクラウド/VPSとして、WebARENA Indigoが加わった。

 WebARENA Indigo上でデプロイするKUSANAGI無償版は、必要に応じてプライム・ストラテジーからライセンスを購入して有償版にアップグレード可能。今後、高スペックな仮想サーバーを利用可能な上位版「WebARENA IndigoPro」においても無償版を提供する。2023年3月には、WebARENA IndigoProにおいて有償版「Business Edition」を販売する予定である。

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