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セキュアスカイ・テクノロジー、AWSから提供する「Scutum DDoS対策サービス」

2023年6月7日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

セキュアスカイ・テクノロジー(SST)は2023年6月7日、「Scutum DDoS対策サービス」を提供開始した。ユーザー企業のWebサイトをDDoS(分散型サービス妨害)攻撃から守るクラウドサービスである。Amazon Web Services(AWS)上に設置したDDoS対策装置をクラウドサービスとして提供する。ユーザーは、第三者が自社のWebサイトにアクセスする際に、DDoS対策装置を介してアクセスする形になるようにDNSを設定して運用する。サービスの価格(税別)は、ピーク時トラフィックが10Mbit/s程度までのサイトの場合、1FQDN(Webサイトのホスト名が1個)で初期費用が10万円、月額費用が10万円。クラウド型WAFサービス「Scutum」のオプションとして販売する。

 セキュアスカイ・テクノロジー(SST)の「Scutum DDoS対策サービス」は、ユーザー企業のWebサイトをDDoS(分散型サービス妨害)攻撃から守るクラウドサービスである(図1)。DDoS対策システムをAWS上で提供する。2022年11月にベータ版をリリースしていたが、今回正式版の販売を開始した(関連記事SST、AWS上で提供するクラウド型DDoS対策「Scutum DDoS対策サービス」β版をリリース)。

図1:「Scutum DDoS対策サービス」の概要(出典:セキュアスカイ・テクノロジー)
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 DDoS攻撃とは、コンピュータやシステムに向けて多数のIPアドレスから大量のリクエストやパケットを送りつけて負荷を与え、サービスの提供を妨害する攻撃のこと。Scutum DDoS対策サービスでは、AWSのサービスを複数組み合わせ、AWS上にDDoS対策システムを構成した。

 第三者が自社のWebサイトにアクセスする際に、DDoS対策装置を介してアクセスする形になるようにDNSを設定して運用する。対象とするプロトコルは、Webアクセス(HTTP/HTTPS)に限る。DDoS対策装置上でDDoSトラフィックをブロックする仕組み上、CDNを導入しているWebサイトでは同サービスは利用できない。

 クラウド型WAF(Webアプリケーションファイアウォール)サービス「Scutum」のオプションとして提供する。WAFは、WebアプリケーションをSQLインジェクションなどの不正アクセスから防御する機能である。前段でDDoS攻撃を検知/遮断したうえで、WAFがアプリケーションレイヤーの脆弱性を狙った攻撃を検知/防御するという多段構成でWebサイトを守る。

 価格(税別)は、ピーク時のトラフィックが10Mbit/sまでで、Webサイトのホスト名が1個の場合、ベースとなるScutumが月額12万8000円(初期費用は9万8000円)。Scutum DDoS対策サービスは、同条件で月額10万円(初期費用は10万円)。

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DDoS / WAF / セキュアスカイ・テクノロジー / Webアプリケーション

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