AI insideは2023年6月8日、生成AIとLLM(大規模言語モデル)を活用したサービスの事業化を推進する研究チーム「XResearch(エックスリサーチ)」を発足したと発表した。最初のプロジェクトとして、140億パラメータの日本語LLMサービス「PolySphere-1(ポリスフィア-ワン)」を開発し、同日、企業・団体を対象にアルファ版の利用受付を開始した。
AI insideは、生成AIとLLM(大規模言語モデル)を活用したサービスの事業化を推進する研究チーム「XResearch」を発足した。最初のプロジェクトとして、140億パラメータの日本語LLMサービス「PolySphere-1」を開発し、企業・団体を対象にアルファ版の利用受付を開始した。
PolySphere-1では、個々の企業・組織に合わせた生成AIやLLMサービスを提供するためのAI基盤を開発する。各企業ごとに専用の環境を整備し、それぞれの利用目的や環境に合わせて生成AIやLLMを運用できるようにする。
「生成AIとLLMは、実装と運用において専門的な知識や技術が求められている。また、セキュリティの観点から情報漏洩のリスクに対処する必要がある。ポリシーや環境の整備が十分になされていないことから、業務での活用に至っていないケースが少なくない」(同社)
XResearchでは、PolySphere-1の提供を通じて、これまで業務での活用が進んでこなかった生成AIの社会実装を加速させる構え。企業がAIで簡単に業務を変革可能な状態を作ることで、AIの民主化を推進するとしている。