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SBテクノロジー、社員1000人が使う対話型AIシステムを開発、Azure OpenAI Serviceと連携

2023年6月30日(金)IT Leaders編集部

SBテクノロジーは2023年6月29日、Azure OpenAI Serviceと連携する対話型AIシステムを開発し、全従業員約1000人が利用を開始したと発表した。Microsoft Teams連携、社内の問い合わせ対応、データ分析などに利用する。利用にあたっては、社外秘の情報が外部に漏洩しない環境を整備したほか、禁止事項や活用事例をまとめたガイドラインを策定した。

 SBテクノロジーは、Azure OpenAI Serviceと連携する対話型AIシステムを開発した。全従業員約1000人が利用を始めている。Microsoft Teams連携、社内の問い合わせ対応、データ分析などに利用する。利用にあたっては、社外秘の情報が外部に漏洩しない環境を整備したほか、禁止事項や活用事例をまとめたガイドラインを策定した。

 取得した会話データを収集する基盤も用意した。利用状況の監査やデータ分析によるインサイトを基に、独自システムの精度向上や従業員の業務効率化、生産性向上に活用する。

 Teams上でAIチャットを利用できる(図1)。文章の作成や要約、議事録の作成のほか、Microsoft SharePointなどの社内データベースにアクセスし、マニュアルや規程といった社内情報を含めて回答文を生成する。日々の業務で発生する様々な悩みに対し、チャットベースで迅速に解決案を提示する。

図1:Microsoft Teams連携の利用イメージ(出典:SBテクノロジー)
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 問い合わせ対応にも利用する(図2)。情報システム部門に寄せられる各種の問い合わせに対して、FAQから該当する内容を自動で1次回答する。問い合わせに対して、待機時間なく即時返答可能である。回答を提供できなかった場合は、質問を要約し、情報システム部門の担当者に引き継ぐ。ナレッジを蓄積していくことで1次回答の精度が向上していく。

図2:社内の問い合わせ対応の利用イメージ(出典:SBテクノロジー)
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 データ分析にも利用する(図3)。業務データやアンケートなどのデータ(CSVなど)を、独自に用意した Webサイトにアップロードして分析できる。どのような分析をしたいのかや、分析の対象となるデータを指定することで、定量・傾向の分析や、頻出単語のキーワード抽出など、各種の分析結果にまとめられる。統計データを用いた市場調査や顧客分析などに役立てられる。

図3:データ分析の利用イメージ(出典:SBテクノロジー)
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