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住友生命、人事統合システム「LaKeel HR」を導入、採用・入社手続き・労務管理を効率化

2023年7月6日(木)IT Leaders編集部

住友生命保険は、デジタル化による事務効率化を図るため、ラキールの人事統合システム「LaKeel HR」を導入した。2021年12月に営業職員の採用選考・入社手続きで利用を開始し、2022年4月から2023年6月にかけて全職員の労務管理事務における申請・承認業務で利用を開始した。ラキールが2023年7月5日に発表した。

 住友生命保険は、全国に90支社・約1680支部を持ち、営業職員と営業職員を支える職員が合計で約4万3000人在籍している。年間で約5000人の営業職員を採用しており、これに伴う選考と入社手続きを行っている。

 営業職員の選考と入社手続きでは、支部長と拠点事務担当者、支社採用担当者と支社長の間で、綿密かつタイムリーな連携が求められる。デジタル化を図る以前は、大半を紙の帳票で手続きしていたため、事務の負荷が高く、効率化が課題になっていたという。

 また、同社は、労務管理事務における申請・承認業務において、「いつでも、どこでも、個人所有のデバイスでも」手続きが可能なデジタル化の推進を検討していた。こうした背景から、ラキールの人事統合システム「LaKeel HR」を導入した。

 LaKeel HRは、マイクロサービス技術を活用しており、部品単位で機能の追加や入れ替えができる。通常のパッケージシステムでは対応が難しい、保険業界特有の営業職員の採用選考と入社手続き、労務管理事務に対応可能である。

 2021年12月から第1フェーズとして、営業職員の採用選考と入社手続きにおいて、デジタル化と事務効率化を行っている。

 第2フェーズでは、約4万3000人の全職員に対する労務管理事務の各種申請・承認において、会社貸与端末だけでなく、個人所有のスマートフォンでも申請・承認ができるようにシステム開発を進めている。2022年4月から2023年6月末にかけて「身上異動申請・通勤経路申請・退職手続き・有期雇用契約の契約更新」や「給与明細や賞与・臨給明細の電子参照」などで順次利用を開始した。

 なお、LaKeel HRは、SaaS型の人事統合システムである。人材管理、給与、勤怠、入退社手続き、タレントマネジメント、分析など、人事機能を総合的に備える。組織や人材に関わるデータを集約する。

 部品化と再利用が可能なアプリケーション開発運用基盤「LaKeel DX」上に構築している。機能を部品(技術的資産)として開発・蓄積し、部品単位の入れ替えや追加が可能である。個社特有の業務はカスタマイズ可能である。Web APIを介してインターネット上のシステムと連携することも可能である。

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