NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は2023年10月17日、CSIRT支援サービス「CS@T PLUS」を提供開始した。NTT-ATのセキュリティ専門家がバーチャルチームとしてユーザーのCSIRTに加わり、助言や関連文書案の提案などを行う。顧客企業のCSIRT担当者と共に活動することで、インシデント発生時にも被害を最小化しつつCSIRTの成熟を支援する。価格は個別見積もり。
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)の「CS@T PLUS」は、CSIRT(インシデントレスポンスチーム)の導入・運営を支援するサービスである。「CSIRTを自社に立ち上げたが、この後何をすればよいかわからない」といった悩みを持つユーザーに向けて提供する。
NTT-ATのセキュリティ専門家がバーチャルチームとしてリモートでCSIRT運用環境に参加し、助言や関連文書案の提案などを行う。顧客企業のCSIRT担当者と共に活動することで、インシデントレスポンスの能力を高めつつ、CSIRTが抱える課題に応えるとしている。
図1のサービスメニューにより、有事と平時の両対応を支援する。ユーザーは不足しているCSIRT機能のうち必要な機能を選択できる。
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NTT-ATはサービスの提供を通じて、「CSIRTにおける平時の取り組みがインシデントの発生を抑止する一方、知識・スキルや十分な経験を有する専属の要員でチームを構成することは、人材不足や社員育成の難しさもあって容易ではない」(同社)という問題に対処する。
「外部の人材、あるいはCSIRTの運営自体をアウトソースする方法もあるが、自社に知見やノウハウが溜まりにくい。また、コストの問題や、自社の状況に見合う適切なサービスを探すのは容易ではない」(同社)