アディーレ法律事務所(本社:東京都豊島区)は、Windowsサーバーのアップデートなどの保守運用作業を自動化し、年間で450時間の運用工数を削減した。自動化に「POLESTAR Automation」(開発元:韓国Nkia)を利用している。導入を支援したワイドテックが2023年10月18日に発表した。
アディーレ法律事務所は、国内65拠点の事務所に220人以上の弁護士を擁する。情報システム部が管理するサーバーには、顧客の情報や事業継続に関わるデータなどが含まれ、セキュアなサーバー運用が重要だが、その運用に課題を抱えていたという。
例えば、Windowsのアップデートやサーバーの状態確認などを手作業で行っていたため多大な時間がかかり、サーバーの構成情報もブラックボックス化していた。18台のサーバーを対象に月1回の定期メンテナンス作業を2人体制で実施してきたが、関連するWindowsアップデートの数が多く、目視で実施することが大変で、属人化も生んでいた。
また、定期メンテナンスの開始時刻を金曜日の22時15分で予定を組んでいたことから、事務所の閉店時間である22時以降に業務を終了してもらう必要があった。締め作業などが間に合わない場合は、担当部門から作業の延期依頼もあったという。
そこで、ワイドテックの支援を得て、運用自動化ツール「POLESTAR Automation」(開発元:韓国Nkia)を導入した。同ツールは、目視での人海戦術に頼った点検業務を、人手をかけずに自動化することに重点を置いている。構成情報の収集、構成情報を基にした日常点検、ファイル配布/パッチ適用、差分監査、設定変更、レポーティングなどを自動化する(関連記事:ワイドテック、システムの点検を自動化するツール新版「POLESTAR Automation V3.1」を出荷)。
サーバーの運用管理作業を自動化し、年間で450時間相当(19時間×2人×12カ月)の工数を削減した。これまで月次定期メンテナンス作業に、2人体制で実質24~25時間かかっていたのが、自動化により合計6~8時間の作業で済むようになった。
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