[事例ニュース]

OKIと福岡県大牟田市、自動運転バスを公道で走行させる実証実験

2023年11月6日(月)IT Leaders編集部

沖電気工業(OKI)は2023年11月2日、自動運転バスを福岡県大牟田市の公道で走行させる実証実験を同年11月4日~10日に行うと発表した。仏NAVYAの自動運転バス「ARMA」を使う。期間中は、大牟田商工会議所主催の「まち、いこ!Gyanフェス2023」での試乗体験会を開催し、自動運転に対する認知度向上と地域交通課題の解決を目指す。

写真1:走行する自動運転バス「ARMA」の外観(出典:沖電気工業)
拡大画像表示

 沖電気工業(OKI)は、福岡県大牟田市と2017年12月に包括連携協定を締結し、同市と連携して河川の浸水への対策立案などを実施してきた。

 2023年3月には、大牟田市イノベーション創出拠点「aurea」に地域戦略拠点「OKI OMUTA BASE」を開設し、地域社会の課題解決や魅力の再発見を支援する事業の創出に取り組んでいる。

 今回、OKIと大牟田市によるコンソーシアムによる取り組みとして、同市内を自動運転バスを大牟田市の公道で走行させる実証実験を、仏NAVYA(ナビヤ)製の自動運転バス「ARMA」(写真1)を使って行う。

 国土交通省が定めた、自動運転技術の到達度をレベル0~6で示した自動運転レベルはレベル2(オペレーターが同乗する「部分運転自動化」)に相当し、最高速度は時速20km未満。運行はモビリティサービス事業者のBOLDLY(ボードリー)が行う。

 OKIは、全体の運用や関係各所との調整を行い、公道走行における安全性や運行利便性など自動運転バスが同市の地域交通課題解決に繋がる「新たな交通手段」として成立するための要素を検証する。

 実証実験の期間中、大牟田商工会議所主催の「まち、いこ!Gyanフェス2023」での試乗体験会として、「大牟田駅西口周辺のまちなかエリア」(同駅西口発着、全長約1kmの周回コース)と「既存路線バスエリア(全長約4km)」の2ルートを走行する。運行本数は1日あたり全16便で、乗車定員は10人で運賃は無料となる(図1)。

図1:自動運転バスの走行ルート(出典:沖電気工業)
拡大画像表示
関連キーワード

沖電気工業 / 自動運転 / 大牟田市 / MaaS / 自動車 / バス / 運輸・交通 / 福岡県 / 実証実験

関連記事

トピックス

[Sponsored]

OKIと福岡県大牟田市、自動運転バスを公道で走行させる実証実験沖電気工業(OKI)は2023年11月2日、自動運転バスを福岡県大牟田市の公道で走行させる実証実験を同年11月4日~10日に行うと発表した。仏NAVYAの自動運転バス「ARMA」を使う。期間中は、大牟田商工会議所主催の「まち、いこ!Gyanフェス2023」での試乗体験会を開催し、自動運転に対する認知度向上と地域交通課題の解決を目指す。

PAGE TOP