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大阪ガス、オンプレミスのOracle Exadataで稼働していたDWHをクラウドに移行、拡張を容易に

自律運用機能を持つOracle Autonomous Databaseを採用

2024年3月25日(月)IT Leaders編集部、日川 佳三

大阪ガス(本社:大阪府大阪市)は、2010年からオンプレミスの「Oracle Exadata」で運用してきたデータウェアハウス(DWH)をクラウドに移行した。移行先として、Exadataをクラウド上で提供する「Oracle Autonomous Database」を採用。オンプレミスと変わらない性能と可用性を維持しながら、事業の成長に合わせて性能を容易に拡張できるようにした。移行を支援した日本オラクルとアシストが2024年3月25日に発表した。

 大阪ガスは2010年、全社で使うデータウェアハウス(DWH)を、データベース専用サーバーの「Oracle Exadata」で構築した。データ容量は約20TB、管理しているテーブルは約6000個、実行している処理は4000前後に及んでいた。

 2024年2月、DWHをクラウドに移行した。Oracle Exadataと同等の性能やクラスタリング構成をクラウドで実現可能で、最小限のデータベース変更で移行が可能なDWHとして、「Oracle Autonomous Database」を採用した(図1)。

図1:「Oracle Autonomous Database」を中核に構成したデータウェアハウスの構成図(出典:米オラクル)
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 短い停止時間で移行するため、データベース間でデータを移行するツールである「OCI GoldenGate」を活用した。開発期間中はストレージ容量を段階的に増やし、稼働後は自動スケーリングによって利用していない時間のリソースを縮退させることで、ストレージの利用コストも削減した。また、ライセンスのサポート費用を減らす「Oracle Support Rewards」も活用している。

 運用管理面では、Autonomous Databaseが備えるSQLチューニングやパッチ適用などの自律運用機能によって、オンプレミス環境では必要だった性能劣化やアラートへの対応が不要になった。日々の運用工数が減り、セキュリティも高まった。

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