システムエグゼは2024年4月3日、SIサービス「データ分析基盤PoC支援 for Microsoft Fabric」を提供開始した。日本マイクロソフトの統合データ分析基盤「Microsoft Fabric」の導入を検討している企業に向けて本稼働前の技術検証を支援する。これからデータ活用に取り組むユーザーだけでなく、Azure Synapse AnalyticsやPower BIを導入したものの課題を感じているユーザーにも有効としている。
システムエグゼの「データ分析基盤PoC支援 for Microsoft Fabric」は、「Microsoft Fabric」を用いたデータ分析基盤のPoC(概念実証)環境の構築支援サービスである。システム環境の構築に加えて、データ活用のトレーニングや運用を支援することで、ユーザー企業による運用の内製化、現場部門によるデータ活用の民主化を促す。
Microsoft Fabricでは、「Power BI」(画面1)を中心にデータ移行、データサイエンス、リアルタイム分析、BIといったデータ分析関連機能を1つのシステムで提供する。また、生成AIアシスタントの「Microsoft Copilot」によるチャットからもデータ分析が行える。
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最初に、ヒアリングからゴールと評価軸を設定した後、推進計画を立案してPoC環境を構築する。そこにサンプルデータを取り込んで、システムエグゼによる標準試験の後、PoC環境をユーザーに引き渡す。PoCの評価を経て、本導入に向けたヒアリングや提案を行う。その後、データ分析基盤の内製化に向けて、ユーザーの環境に合ったアドバイスやベストプラクティスを提供する。
システムエグゼは2021年から、Microsoft Azureのデータ分析サービス「Azure Synapse Analytics」を用いた「データ分析プラットフォーム構築サービス for Microsoft Azure」を提供している。データ分析基盤PoC支援サービスの提供を通じて、既存のPower BIやAzure Synapse Analyticsの管理・運用に課題を感じているユーザーに対しても課題解決を支援するとしている。