ファミリーマート(本社:東京都港区)は、対話型の生成AIを本社業務を中心に活用している。Exa Enterprise AIの法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」を2023年12月に導入し、文書や報告書の添削業務や社員教育資料の作成といった作業に要する時間を、最大で約50%削減する見込みである。また、店舗経営に携わるスーパーバイザーなど約3000人の社員が利用を始めている。Exa Enterprise AIが2024年4月18日に発表した。
ファミリーマートは、対話型の生成AIを本社業務を中心に活用している。Exa Enterprise AIの法人向けChatGPTサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」(画面1)を2023年12月に導入し、文書や報告書の添削業務や社員教育資料の作成といった作業の効率化を図っている。また、店舗経営に携わるスーパーバイザーなど約3000人の社員が利用を始めている。
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2024年1~2月に実施した検証では、文書や報告書の添削業務、社員教育資料の作成、アンケートの集計作業、スーパーバイザーから本部担当社員への問い合わせ対応といった業務を対象とした。この結果、本社業務では最大で約50%の作業時間の削減を見込む。今後、生成AIの活用範囲を広げて、全社的な業務効率化を目指す。
exaBase 生成AIは、自社独自のデータをナレッジにした対話や情報生成を可能にするデータ連携機能を備えている。ファミリーマートは同機能を活用して、社内文書のナレッジ化を進めている。
Exa Enterprise AIは、AIコンサルタント、エンジニア、カスタマーサクセス/サポート担当者による支援体制でファミリーマートの組り組みを支えている。各者が連携して、生成AIの活用研修も含め、定着に向けたノウハウや実地による支援を行っている。
「個々の利用者がexaBase 生成AIに入力したプロンプトと回答を、コンサルタントが確認し、より効果的な回答が得られるプロンプトを考案している。また、頻繁に活用するプロンプトのテンプレート化を支援している」(同社)