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東京エレクトロン デバイス、TXOne NetworksのOTセキュリティ製品群を販売

2024年5月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

東京エレクトロン デバイス(TED)は2024年5月8日、TXOne Networks Japanのセキュリティ製品群の販売を開始した。ファイアウォール/IPS機器「Edgeシリーズ」、TXOne Networksのマルウェア対策ソフトウェア「Stellarシリーズ」、持ち込み機器/デバイスのセキュリティ検査ソフトウェア「Elementシリーズ」により、工場などのOT(Operational Technology)環境に必要な機能を提供する。

 東京エレクトロン デバイス(TED)は、台湾TXOne Networks日本法人のTXOne Networks Japanと販売代理店契約を結び、セキュリティ製品群の販売を開始した。以下の製品群により、工場などのOT(Operational Technology)環境に必要なセキュリティ機能を提供する(図1)。

(1)ファイアウォール/IPS機器「Edgeシリーズ」
(2)エンドポイント向けマルウェア対策ソフトウェア「Stellarシリーズ」
(3)持ち込みデバイスのセキュリティ検査ソフトウェア「Elementシリーズ」

図1:東京エレクトロン デバイスが販売するTXOne Networks製品(出典:東京エレクトロン デバイス)
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 「Edgeシリーズ」は、産業制御システム向けのファイアウォール/IPS機器である。通信経路上に配置することで、既存のネットワーク構成を変更せずにアクセス透過型で利用できる。また、産業システム向けの各種プロトコル(Modbus、SLMP、Ethernet I/Pなど)の制御に対応する。

 「Stellarシリーズ」は、産業制御システムのエンドポイント(サーバーまたはクライアント)で動作するマルウェア対策ソフトウェア。エンドポイントのWindowsで動作するエージェントと集中管理コンソールで構成する。ウイルス検査、ふるまい検知による不正な外部ツール実行防止、ホワイトリスト型で特定アプリケーションのみを実行可能にするロックダウン制御などの機能を提供する。

 「Elementシリーズ」は、外部からOTネットワークに持ち込んだ機器に対するセキュリティ検査ツールである。USBメモリー型のインベントリ情報収集/マルウェア検知・駆除ツール「Portable Inspector」、持ち込んだUSBメモリーに対するマルウェア検査ツール「Safe Port」、Portable Inspectorで取得したインベントリ情報やマルウェアパターンファイルの更新状況を一元管理する「ElementOne」の3製品で構成する。

 TEDは、TXOne Networks製品の販売に加えて、検討初期のリスクアセスメント/可視化、機能の検証、構築支援、導入後のオンサイト保守交換までをトータルでサポートする。主な販売対象として、自動車、半導体、産業機器、医療機器などの製造工場を挙げるほか、公共インフラ/エネルギー分野においてもパートナーと共に市場を拡大する構えである。

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