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大容量ファイル共有サービス「DIRECT! EXTREME」がクラウドストレージ接続に対応─日本ワムネット

2024年7月8日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日本ワムネットは2024年7月8日、大容量ファイル共有サービス「DIRECT! EXTREME(ディレクト エクストリーム)」に、クラウドストレージとの連携オプションを追加した。転送元/転送先としてクラウドストレージを選べ、データを一旦ローカル環境にダウンロードすることなく、クラウドストレージ間でデータを移動できるようになった。DIRECT! EXTREMEの月額料金(税別)は1万9800円から。クラウドストレージ連携オプションは1つのクラウドストレージあたり1万円。

 日本ワムネットの「DIRECT! EXTREME」は、クラウド型ファイル共有サービスである。最大ファイルサイズは2TBで、1度に送信できるファイル数に制限はない。データは暗号化して転送する。

 Webブラウザ(TCPベースのHTTPS)でファイルを転送する「通常モード」に加えて、専用クライアント(UDPベースの独自プロトコル)で転送する「高速モード」を備える。これまで10時間かかっていた送信時間を10分程度に短縮可能だとしている。

 高速モードではまた、オンザフライ型でファイルを転送可能である。ファイルのアップロードが終了しないうちから、クラウド上に溜まったデータがダウンロード可能なサイズになり次第、ダウンロードを開始可能である。ダウンロードが可能になった旨を受信者のクライアントに通知する。

図1:ファイル転送サービス「DIRECT! EXTREME」に追加したクラウドストレージ連携機能の概要(出典:日本ワムネット)

 今回、外部クラウドストレージとの連携機能を追加し、ファイルの転送元/転送先としてクラウドストレージを選べるようにした。Amazon S3、Box、Dropboxのを指定可能で、接続可能なクラウドストレージは順次拡大する予定(図1)。

 クラウドストレージが使えるようになったことで、データを一旦ローカル環境にダウンロードすることなく、クラウドストレージ間でデータを引っ越したり、社内ファイルサーバーのデータをクラウドストレージに移行したりできるようになった。

 DIRECT! EXTREMEの月額料金(税別)は1万9800円から。月間受信量500GBプラン「EXTREME 500」の場合、約7万5000円となる。クラウドストレージ連携オプションは1つのクラウドストレージあたり1万円。

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