[新製品・サービス]

ALSI、Web分離・無害化プロキシ「InterSafe WebIsolation Cloud Powered by Ericom」を提供

ユーザーがアクセスしたWebページを画像化して無害化

2024年7月29日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アルプス システム インテグレーション(ALSI)は2024年7月29日、クラウド型Web分離・無害化サービス「InterSafe WebIsolation Cloud Powered by Ericom」を提供開始した。ユーザーがアクセスしたWebページをプロキシサーバー上で画像化して返信する、という手法によってWebアクセスを無害化する。サービスのベースに、イスラエルEricom SoftwareのWeb無害化サービスを採用している。

 ALSIの「InterSafe WebIsolation Cloud Powered by Ericom」は、イスラエルEricom Softwareのサービスをベースにした、クラウド型Web分離・無害化サービスである。Webアクセスを仲介するプロキシサーバーとして動作する。同サービスを介してWebサイトにアクセスすることで、Webブラウザでの不正なコードの実行やマルウェアのダウンロードを防ぐ(関連記事ALSI、URLフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」にWeb分離・無害化オプション)。

図1:クラウド型Web分離・無害化サービス「InterSafe WebIsolation Cloud Powered by Ericom」の概要(出典:アルプス システム インテグレーション)
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 Webアクセスを無害化する手法は、Webページの画像化である。ユーザーがWebサイトにアクセスするたび、クラウド上でLinuxコンテナを起動し、コンテナ上のWebブラウザでWebページを描画する。こうして得られた描画済みの画像イメージを、ユーザーのWebブラウザに返す。Webアクセスに伴う脅威はクラウド上のWebブラウザが担うため、ユーザーのWebブラウザは影響を受けずに済む(図1)。

 また、ユーザーがPCのWebカメラを使ってWeb会議に参加するための機能を備える。Webカメラの映像と音声をクラウド上のLinuxコンテナの仮想デバイスにリダイレクトし、コンテナ上のWebブラウザでWeb会議に参加する仕組み(関連記事Web分離・無害化クラウドの「Ericom Shield Cloud」でWeb会議を利用可能に─アシスト)。

 なお、ALSIは、クラウド型のURLフィルタリングサービス「InterSafe GatewayConnection」などのセキュリティ製品群を提供している。これらの製品群とWeb無害化サービスを組み合わせることで、セキュリティを強化できるとしている(関連記事出口対策のクラウド型Webゲートウェイを強化しウイルス侵入対策を追加―ALSI)。

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