SmartHRグループのSmart相談室は2024年9月2日、オンラインコーチングサービス「Smart相談室」に「ティーチング」機能を追加した。従業員は、専門知識を持つエキスパートからマンツーマンでビジネスに役立つ知識を学べる。ロジカルシンキング、マーケティング、リーダーシップなど10種類以上のセッションを用意している。
SmartHRグループのSmart相談室が提供している「Smart相談室」は、オンラインコーチングサービスである。メンタルケア、コーチング、法令対応を提供する「ストレスチェック・ハラスメント窓口」などを提供し、健康経営や従業員のウェルビーイングを支援する。国際水準の資格を持つプロコーチによるコーチングをアピールしている(関連記事:「Smart相談室」に受講対象者を指定する「選抜型コーチング」、中間管理職の育成を支援)。
従業員が自分の話したいテーマ・日時を定め、200人超から適切なコーチを選んで相談することができる。一方で、「テーマがフリーすぎて利用に気が引ける」「カウンセリングで相談するほどの悩みがない」といった声もあったという。
そこで今回、従業員が専門知識を持つエキスパートから、マンツーマンでビジネスに役立つ知識を学べる「ティーチング」機能を追加した。ロジカルシンキング、マーケティング、リーダーシップといった10種類以上(2024年8月時点)のテーマから好きなセッションを受講できる(画面1)。
同機能により、これまでメンバーのスキルアップ支援に時間を要していたマネジメント層は、自身の業務遂行や自己研鑽にリソースを振り直すことが可能になるとしている。「既存のコーチング機能と組み合わせることで、メンバーの内省を通じて業務上必要な知識の不足を気づかせ、その取得を促すという一連の支援を外部のプロフェッショナルから受けられる」(同社)
Smart相談室は将来的に、SmartHRをはじめとした学習管理機能を持つサービスとの連携を通じ、タレントマネジメントへの応用を目指すとしている。