リコージャパンは2024年11月8日、IT資産管理クラウドサービス「RICOH カンタンIT資産管理サービス」を提供開始した。企業が利用中のデバイスやアプリケーションのアカウントの管理を一元化する。“ゼロ情シス”と呼ばれる、情報システムの専任担当者が不在の中小企業や小規模なオフィスに向けて提供する。
リコージャパンの「RICOH カンタンIT資産管理サービス」は、企業が利用中のデバイスやアプリケーションのアカウントの管理を一元化するクラウドサービスである。情報システムの専任担当者が不在の中小企業や小規模なオフィスに向けて提供する(図1)。
「中小企業や小規模なオフィスにおいて、複数のSaaS/アプリケーションの管理に手が行き届かず、使われていないものが放置されることで、不要なコストがかかったり、不正アクセスや情報漏洩などのリスクが高まる問題が起こっている」(同社)ことから、IT資産を適切に管理する手段として同サービスを提供する。
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管理者が従来、Excelなどに手で入力して管理していたPCやスマートフォン、SaaSアプリケーションのアカウントなどのIT資産情報を、クラウド上で一元管理する。IT資産情報を社員にひも付けることで、だれが/どのアカウント・デバイスを保有・利用しているかを一覧化する。
加えて、Microsoft 365については、契約・アカウント情報を取り込んでアプリケーションの台帳を自動作成する機能を備える。退職者アカウントの削除を忘れている場合はそれを検出して通知する。台帳作成対象は現時点でMicrosoft 365のみだが、今後対象の拡大を検討しているという。また、2025年春頃に「HENNGE One for RICOH」との連携をサポートする予定である。