[新製品・サービス]
Splunkのシステムログ管理状況を可視化する「IIJデータ可視化ソリューション」
2025年1月20日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)
インターネットイニシアティブ(IIJ)は2025年1月16日、ログ収集・可視化サービス「IIJデータ可視化ソリューション with Splunk Cloud Platform」を提供開始した。ログ管理システム「Splunk Cloud Platform」で収集した各種システムログを、カスタマイズ可能なダッシュボード画面で一元的に可視化する。
IIJの「IIJデータ可視化ソリューション with Splunk Cloud Platform」は、ログ収集・可視化サービスである。Splunk Services Japanのログ管理システム「Splunk Cloud Platform」で収集した各種システムログを、カスタマイズ可能なダッシュボード画面で一元的に可視化する。ファイアウォールやセキュアWebゲートウェイなどIIJが提供しているサービスのログも管理可能である(図1)。
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「利用するIT資産の増大に伴ってシステムログの出力も増え、ログの確認作業や管理・分析に負荷がかかっている。障害やインシデントが発生した際は、調査や原因特定に時間を要する」(IIJ)という問題に対処する。
ベースとなるSplunk Cloud Platformは、サーバー/ネットワーク機器、OS、アプリケーションなど各種のデバイスやソフトウェアが出力する任意のテキスト形式のログを収集し、インデックス化して管理する。障害のリアルタイム検知や、蓄積データの動向をもとにした障害の予兆検知が可能である。IIJデータ可視化ソリューションでは、Splunkにログデータを転送するシステム基盤をIIJの閉域網に用意する。
IIJデータ可視化ソリューションの特徴は、ダッシュボード画面をユーザー固有のものにカスタマイズ可能なこと。取り込んだログからユーザーが必要とする情報だけをダッシュボードに表示する。棒グラフ、円グラフ、時系列チャート、地図と連携したクラスタマップなど、各種形式で画面を設計できる。ダッシュボードのカスタマイズをIIJのエンジニアに依頼することも可能である。
障害・インシデント対応を迅速化するためのアラート通知の方法も独自に設計可能である。収集したイベントログやデータを監視し、通常とは異なる通信や設定した閾値を超える挙動があった場合に、メールなどで通知するだけでなく、修正スクリプトを作動させるための画面を用意しておける。