ロート製薬(本社:大阪市生野区)は、IR(投資家向け広報)業務に特化した生成AIサービスの利用を開始した。Exa Enterprise AIの「exaBase IRアシスタント」を採用し、経営企画部など株主・投資家向けの情報開示に関係する部門で活用する。エクサウィザーズが2025年3月10日に発表した。
ロート製薬は、IR(投資家向け広報)業務に特化した生成AIサービスの利用を開始した。Exa Enterprise AIの「exaBase IRアシスタント」(画面1)を採用し、経営企画部など株主・投資家向けの情報開示に関係する部門で活用する(関連記事:ChatGPTが決算説明会の想定質問と回答案を生成する「exaBase IRアシスタント」)。
画面1:exaBase IRアシスタントの画面例(出典:Exa Enterprise AI)拡大画像表示
exaBase IRアシスタントは、IR面談の音声・動画データを基にした面談議事録の生成、AIエージェントによる議事録の定量分析、質問傾向分析などを行う。また、IR関連の文書をデータソースに、決算説明会、株主総会、記者会見などで想定される質問・回答案を企業固有の情報に基づいて自動生成する。
同サービスの利用により、グローバル投資家とのIR面談議事録の作成などを効率化する。それらを集積してAIで分析することで、経営層との迅速な共有が可能になる。ロート製薬は、IR担当者の業務改革を推進し、付加価値の高い情報開示や投資家との対話へと注力できる体制を目指す。
なお同社では、700人以上の社員がすでに「exaBase 生成AI」を活用している。日常業務で発生する要約や翻訳、原稿の下書きの作成、コード生成などで業務効率化につながっているという。
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