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富士ソフトとシステムインテグレータ、クラウドERP「BizSaaS」を共同開発、2026年11月に提供

ERPの開発を担う新会社「BizSaaS」を共同出資で設立

2025年6月11日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

富士ソフトとシステムインテグレータは2025年6月10日、クラウドERP「BizSaaS」を開発すると発表した。2026年11月に初期版をリリースする。2025年4月には、BizSaaSの開発・販売を担う新会社「株式会社BizSaaS」を共同で設立している。出資比率は富士ソフト51%、システムインテグレータ39%など。

 富士ソフトとシステムインテグレータは、クラウドERP「BizSaaS」を共同開発する(図1)。2026年11月に初期版をリリースする。これに先立ち、2025年11月には、業務機能を開発するためのノーコード開発ツール「BizCodeless」をリリースする。

図1:富士ソフトとシステムインテグレータが新会社を通じて開発・販売するクラウドERP「BizSaaS」の概要(出典:富士ソフト、システムインテグレータ)
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 BizSaaSは、中堅・大企業を主な対象とするクラウドERPで、サーバーレスアーキテクチャを採用する。システムインテグレータが開発した業務専用ノーコード開発ツール「BizCodeless」を中核に据え、業界・業種ごとの実務に即した業務アプリケーションを構築・展開する。

 開発ツールのBizCodelessは、赤黒処理、伝票採番、業務通知、添付ファイル、ワークフロー、通知など、ERPに必要な機能を標準部品として搭載した。「業務に必要な機能だけに絞り込んで搭載したことで、低い学習コストで高い開発生産性を実現する」(両社)としている。

 エンジニアによるノーコード開発を想定している。画面テンプレートや画面キャンバスを使い、SQLビルダー、フローチャート、演算ビルダーなどを組み合わせ、フルコード開発と同様のオブジェクトを提供する。また、個別にカスタマイズしなくても使えるように、ユーザーの要望を標準機能として汎用化して取り込んでいく。

 2025年4月には、BizSaaSの開発を担う新会社「株式会社BizSaaS」を、2社共同出資で設立した。資本金は2億1750万円で、出資比率は富士ソフトが51%、システムインテグレータが39%、システムインテグレータ会長でBizSaaS社長の梅田弘之氏が10%。設立時期は2025年4月。本社所在地はシステムインテグレータのさいたま本社(埼玉県さいたま市)と同じである。

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