[事例ニュース]

Honda、“座ったまま歩く”ロボット「UNI-ONE」のデータ通信基盤に「SORACOM」を採用

IoT基盤でロボットの遠隔監視や稼働分析を実行

2025年12月12日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

本田技研工業(Honda、本社:東京都港区)は、人を乗せて移動するロボット「UNI-ONE」を2025年9月24日から提供している。クルマなどで移動した後の「目的地で利用するモビリティ」として移動の負荷を軽減する。データ通信基盤にソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」を採用している。ソラコムが同年12月9日に発表した。

 本田技研工業(Honda)の「UNI-ONE」(写真1)は、座ったまま体重移動するだけで歩行するように移動でき、両手が自由に使える着座型のモビリティロボットである。施設内の特定のエリアを回遊する際の負担軽減や、オフィスでの作業者の業務負荷軽減などの用途を想定している。先行導入事例に、サンリオエンターテイメントが運営する屋外型施設「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」(大分県速見郡日出町)がある。

写真1:着座型のモビリティロボット「UNI-ONE」の外観(出典:本田技研工業)

 UNI-ONEは、データ通信基盤としてソラコムのIoTプラットフォーム「SORACOM」を採用している。データ通信にIoT専用のモバイル通信サービス「SORACOM Air for セルラー」を利用する。ECU(電子制御ユニット)からバッテリーの充電状況や位置情報、速度、センサー情報などを取得し、サービス向上やメンテナンス、性能や運転行動の分析に活用する。ファームウェアはリモートで更新する。

 UNI-ONEの価格(税別)は月額12万円(3年契約で10台未満の場合)から8万円(6年契約で10台以上の場合)。期間限定イベントなどの用途に、1日から利用できる「短期レンタルサービス(UNI-ONE、バッテリー2個、充電器、保険」も、1日5万5000円で用意している。

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