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ヤマハ、グローバル拠点の物流データをダッシュボードに集約して意思決定を迅速化

2026年1月13日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ヤマハ(本社:静岡県浜松市)は、グローバルの物流を支える「物流情報基盤」を構築した。ドーモの経営データ可視化クラウドサービス「Domo」を用いて、世界各地の物流データを一元管理・分析し、正確な情報を把握して的確な意思決定を行えるようにした。ドーモが2026年1月13日に発表した。

 ヤマハは、楽器や音響機材の製造から販売・サービスまで、グローバルに事業を展開している。同社の物流部門は、海外40以上の工場・倉庫・販売拠点をつなぎ、グループ全体が効率的・効果的に機能する「物流コントロールタワー」の役割を担っている。

画面1:Domoのダッシュボード上に構築した物流情報基盤の例(出典:ドーモ)
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 海外では現在、地政学的リスクや関税変動などの下、安定した物流を維持することが難しくなっている。こうした中、世界各地の物流データを一元管理・分析し、正確な情報を把握して的確な意思決定を行うための「物流情報基盤」を構築した(図1)。

 ヤマハでは、情報システム部門が以前よりドーモの経営データ可視化クラウドサービス「Domo」を利用していた。物流部門にはITエンジニアはいなかったが、ノーコードでデータの収集・分析・可視化・共有ができる点などを評価し、2023年6月に物流部門でもDomoを導入した。

 現在では、Domoのダッシュボード上に「物流情報基盤」を構築し、関税額や輸送コスト、在庫量、倉庫費などの物流関連データを集約している。さらに、これまで担当者ごとに異なっていたデータの集計方法や定義を統一化・自動化し、データの品質と信頼性を高め、集計作業の年間工数を200時間削減した。

 効果の1つとして、海上輸送データの一元管理により、紛争・天候・関税変動などのリスクに迅速に対処できるようになった。最近では、米国の関税引き上げ時に、正確な情報を関連部門にタイムリーに提供したことで、出荷タイミングの迅速に最適化し、影響を最小化したという。

 これまで手作業で年に1回実施していた物流事業者の定量評価も自動化した。リードタイムのばらつきや、契約リードタイムからの遅延を定量的に把握し、公平かつ効率的にパートナを評価できるようにした。

 各拠点の在庫量も可視化し、急激な在庫変動やスペース不足を監視できるようにした。入出庫予定データを倉庫事業者と共有することで、数カ月先のスペース状況を把握可能になり、急激な需要変動にも柔軟に対処可能な体制を構築した。

 海上輸送効率も改善した。キャリア、積地港/揚地港、運賃、輸送リードタイムなどの海上輸送情報をダッシュボード上に集約し、コンテナの最大積載量に対して実際の運搬量を可視化し、出荷効率を網羅的かつ直感的に把握できるようにした。積載率の改善やコスト削減策を、実態に基づいて検討できるようになった。

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