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SAP Cloud ERPの稼働状況を可視化する「Figues Owl」、障害を早期に検知可能に─CTC

SAP Cloud ALMとNew Relicの連携で動作

2026年1月14日(水)日川 佳三、河原 潤(IT Leaders編集部)

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2026年1月14日、SAP Cloud ERPの運用監視サービス「Figues Owl」を提供開始した。SAP ERP標準の運用管理機能「SAP Cloud ALM」とオブザーバビリティ/システム監視サービス「New Relic」の連携によってSAP Cloud ERPの稼働状況を可視化し、システム障害を早期に検知して迅速に対処可能な体制を整える。

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の「Figues Owl(フィグオウル)」は、「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするSAPジャパンのクラウドERP製品群「SAP Cloud ERP」の稼働状況を一元的に監視するサービスである。

 SAP ERP標準の運用管理機能「SAP Cloud ALM」とオブザーバビリティ/システム監視サービス「New Relic」の連携によってSAP Cloud ERPの稼働状況を可視化し、システム障害を早期に検知して迅速に対処可能な体制を整える(図1)。

図1:SAP Cloud ERPの運用監視サービス「Figues Owl」の概要(出典:伊藤忠テクノソリューションズ)
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 サービス提供の背景として、2027年の「SAP ECC 6.0」サポート終了に伴うクラウドERPへの移行需要(SAP2027年問題)を挙げている。「クラウド環境では利用するアプリケーションやインフラが多様化してシステム構成が複雑になる。そのため、システム全体の稼働状況を把握し、運用負荷を軽減することが課題となっていた」(CTC)

 Figues Owlを構成するSAP Cloud ALMは、SAPの導入から運用までのライフサイクル管理を担う管理ツール。一方、New Relicは、SAPに接続する外部システムを含むシステム全体を一括で監視し、CPUやメモリーの状態、イベント、ログ、トレース情報を収集・分析するオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームである。両機能の連携により、稼働状況、トレース、障害対応、リソース最適化を一元的に把握可能になる。障害発生時に原因を迅速に特定し、復旧時間を短縮化できるとしている。

 Figues Owlの利用により、システム運用担当者は、マルチクラウドやオンプレミスが混在する環境においても、障害発生時にどのAPI呼び出しが原因かをシステム横断で特定でき、復旧時間の短縮が見込める。また、メモリー利用状況を時系列で把握することで、コンテナサービスなどのリソース配分を最適化し、コスト削減につなげることもできる。

 監査やコンプライアンスの面では、New Relicの機能により最大7年間のログ保管に対応する。ログ保管の仕組みを別途構築する必要がないため、運用管理の簡素化に寄与する。

 サービスの提供にあたってCTCは、New Relicを用いてSAP Cloud ERPの監視に最適化したオブザーバビリティ/システム監視基盤を構築している。同社のユーザー企業は、パブリッククラウド(Amazon Web Services、Azure、Google Cloud)や「SAP BTP」で構築したアプリケーションも監視対象にでき、運用上の課題をCTCが包括的に支援するとしている。

 Figues Owlの提供形態は、ユーザー企業のシステム環境に導入・構築を行うSIと、CTCの環境で請け負うマネージドサービス(運用代行)から選択できる。料金は個別見積もり。

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