セブン-イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区)は2026年1月28日、店舗の空調機器をAIで制御する実証実験を48店舗で開始すると発表した。日立グローバルライフソリューションズのIoT空調システム「exiida空調省エネ制御」を活用して、店舗の省エネと設備管理の省力化を図る。空調の電力消費量を約3割削減することを目指す。
コンビニエンスストア国内最大手のセブン-イレブン・ジャパンは、環境負荷を減らす設備の導入や、従業員が働きやすい店舗環境の整備などに取り組んでいる(関連記事:セブン-イレブン、VLAモデル搭載ヒューマノイド「Astra」を2029年までに店舗に導入へ)。
今回、店舗の空調機器をAIで制御する実証実験を、セブン-イレブン48店舗で始める。空調機器の稼働状況をクラウドに集積し、AIで複数の空調機器を適正に制御する。店舗内の快適性を保ちながら電力消費量を抑制できることを特徴とする(図1)。
図1:セブン-イレブンの実証実験で活用するIoT空調機器の外観(出典:セブン-イレブン・ジャパン、日立グローバルライフソリューションズ)拡大画像表示
日立グローバルライフソリューションズ(日立GLS)が提供する、AIを活用した業務用空調のIoT省エネ/デマンド制御システム「exiida空調省エネ制御」を活用する。同システムに備わるAI制御により、店舗の空調機器の電力消費量を約3割削減することを目標にする。この目標は、事前に実施したセブン-イレブン5店舗でのPoC(概念検証)で得た結果から日立GLSが算出した推計値である。
実証実験では、空調機器の洗浄(独自の凍結洗浄方式を採用)の自動化や清掃回数の削減によって、熱交換器の汚れを抑制することも試む。これらを通じた、店舗スタッフの作業負荷軽減や働きやすさの向上への効果も検証する。
セブン-イレブンは今後、空調機器から得られるデータを活用して、フロン漏洩を監視する簡易点検の自動化や、空調機器の故障を予兆検知・保全する仕組みの導入なども検討している。
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