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オラクルが「Oracle AI Database」のAIエージェント関連新機能を発表、イノベーションの加速とデータ保護を両立

2026年4月8日(水)神 幸葉(IT Leaders編集部)

米オラクルが「Oracle AI Database」の新たなAIエージェント関連機能機能を発表した 。日本オラクルが2026年4月3日に開催した説明会では、データのために設計されたAIでのイノベーション、AIデータリスクを最小化、オープンな標準とフレームワークでのデータロックイン解消のための新機能が紹介された。

AI時代の新たな脅威からのデータ保護

 米オラクルは、業務データ向けに設計された「Oracle AI Database」で新たなAIエージェント関連機能を発表した。企業のイノベーションを迅速化させるとともに、AI時代の新たな脅威からのデータ保護を目的としている。

 オラクル プロダクト・マネジメント担当シニア・バイスプレジデントのジェニー・ツァイ=スミス(Jenny Tsai-Smith)氏(写真1)は、「約3年前のChatGPTの発表以来、人々は生成AIを使用してきた。現在はより生産性を高め、データをさらに活用するためにAIエージェントの利用へと移行しつつある」と述べ、ミッションクリティカルなエージェントAIの重要性を強調した。主要な新機能は、大きく3つの分野に分類される(図1)。

写真1:オラクル プロダクト・マネジメント担当シニア・バイスプレジデント ジェニー・ツァイ=スミス氏
図1:新機能の分野(出典:日本オラクル)
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データのために設計されたAIでイノベーションを加速

 1点目は、データ活用に特化して設計されたAI機能の拡充である。新たに発表された「Oracle Autonomous AI Vector Database」は、AI開発者とデータサイエンティスト向けに特化して設計されたフルマネージド型ベクトルデータベースだ。Oracle AI Databaseを基盤とし、ベクトルデータベースをシンプルな方法で提供する(図2)。

図2:Oracle Autonomous AI Vector Databaseの概要(出典:日本オラクル)
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 アプリケーション開発者は、直感的なAPIを通じて容易にベクトルアプリケーションを構築できる。また、用途別のデータベースを個別に用意する手間を省き、セキュリティや拡張性を維持したまま開発を進めることが可能だ。「多くの場合、ベクトルデータだけでは実現できないような、強力なアプリケーションを構築できる」(ツァイ=スミス氏)。自律型データベースであるため、問題発生時の自動的な修正はもちろん、自己アップグレード、自己パッチ適用、自己保護も行う。

 一方で、ノーコードでAIエージェントを構築できるプラットフォーム「Oracle AI Database Private Agent Factory」では、ビジネスユーザーでも容易にデータドリブンなエージェントやワークフローを作成できる。独自のデータ中心型エージェントを構築・展開することも可能だ(図3)。

図3:Oracle AI Database Private Agent Factoryの概要(出典:日本オラクル)
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 さらに事前構築済みのAIエージェントとして、「ナレッジエージェント」や「データ分析エージェント」、近日リリース予定の「ディープリサーチエージェント」などを提供する(図4)。

図4:事前構築済みのAIエージェント(出典:日本オラクル)
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 ツァイ=スミス氏は、Oracle AI Database Private Agent Factoryの最大の特徴として、「Oracle AI Database上に構築されており、Oracle AI Databaseのユーザーに特化して設計されていること」を挙げた。Oracle Databaseの全機能と完全に統合されており、Agent Factoryを通じて新機能を提供するという。また、エンタープライズクラスのセキュリティとパフォーマンスを備えている。

●Next:セキュリティリスク軽減、AIデータのロックイン解消の新機能

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