日本ヒューレット・パッカードは10月20日、IT資産の正確な把握により、IT投資の最適化、リスク低減、技術革新推進などの実現を支援するIT資産管理のソフトウェアの最新版「HP Asset Manager 5.1 software」を発表した。
「HP Asset Manager 5.1」は、企業におけるIT資産のライフサイクル全体を正確に把握することが可能なソフトウェア。必要なモジュールを組み合わせることで、構成管理、各種IT資産の契約情報やソフトウェアのバージョン管理が行える。
仮想化にも対応し、仮想化導入によって複雑になったIT構成の管理も可能となる。ほかのHP Softwareとの連携により、提供されるITサービスという観点でコストを計算し、IT予算や新規プロジェクト開発の際のコスト予測など財務管理にも活用できる。
また、データセンターにおけるハードウェア、ソフトウェアの標準構成や保守契約なども管理でき、コンプライアンスへの対応も可能にする。さらに、ITIL v3への対応が強化され、構成情報を統合管理する「HP Universal CMDB software」との連携によるCMSを実現する。
IT資産のライフサイクル全体を正確に把握することにより、無駄な運用や守コストの削減による新規投資の増額、既存の空き資産を有効活用したコスト効率のよいシステム開発、廃棄資産からの情報漏洩の防止などが可能になり、最終的にIT投資の最適化が図れることとなる。
価格は、基本モジュール「HP Asset Manager サーバ」が252,000円~、「HP Asset Manager 資産ポートフォリオ」が2,520,000円~。
追加モジュールの価格は「HP Asset Manager ファイナンス管理」が882,000円~、「HP Asset Manager ソフトウェア資産管理」が3,360,000円、「HP Asset Manager 経費付け替え」が840,000円~、「HP Asset Manager 調達管理」が1,260,000円~、「HP Asset Manager 契約管理」が1,260,000円~、「HP Asset Manager サービスカタログ」が1,680,000円~となっている(価格はいずれも税込み)。それぞれ11月1日に発売開始される。