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ネットワールド、VMware仮想化環境でサーバー負荷分散を最適化するロードバランサー「Equalizer v8.0」

2008年10月21日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ネットワールドは2008年10月20日、アプリケーションの負荷分散/高速化に優れた米Coyote Point Systemsのロードバランサーの最新版「Equalizer (イコライザー) v8.0」の発売開始を発表した。

 ネットワールドの「Equalizer v8.0」は同製品の3年ぶりのメジャーバージョンアップとなり、VMwareと連携した仮想マシンの負荷分散の最適化、ストリーミング配信などの高トラフィックシステムへの対応、AjaxによるダイナミックWeb管理画面の採用など、機能・利便性を大幅に向上させた。発売開始は10月23日。

 Equalizer v8.0は、複数のVMware ESX Serverおよび仮想サーバーファームを一元管理できるVMware社のツール「VMware VirtualCenter(VC)」と連携可能な新機能「Equalizer VLB(Virtualization Load Balancing)」を搭載。VC上で統合管理されている仮想マシンの負荷情報(CPU/メモリの使用率)を取得し、その値と仮想マシンからのレスポンスやアクティブコネクション数を基により、最適な負荷分散を可能にする。これによってVMwareの仮想化環境でもアプリケーションパフォーマンスと高可用性を実現し、ビジネス継続を強化できる。

 また、従来から管理者に好評だったWeb管理画面をAjaxを採用したダイナミックな管理画面へと改良。導入・運用の管理者負荷を軽減し、アプリケーションの負荷分散/高速化におけるTCOをさらに削減できる。

 さらに、クライアントへの返りのパケットをEqualizer経由ではなく、分散された実サーバーから直接クライアントへ返す「Direct ServerReturn(DSR)」機能を搭載。今まで負荷分散対象としてあまり効果的ではなかった動画配信システムやファイル転送システムなど、クライアント/サーバー間のトラフィックが非常に大きいシステムでも、Equalizerのパフォーマンスに左右されにくい大規模なシステムの構築が可能になる。

 Equalizer v8.0は、同社の「Equalizer SIシリーズ」のうち、レイヤー7対応の上位2モデル「EqualizerE550si」と「Equalizer E450si」に搭載される形で販売される。販売価格は、「Equalizer E450si(携帯端末対応)」が1,837,500円、「Equalizer E450si (二重化パック・携帯端末対応)」が3,622,500円、「Equalizer E550si(携帯端末対応)」が2,021,250円、「Equalizer E550si(二重化パック・携帯端末対応)」が3,984,750円となっている(いずれも税込み)。

 なお、現在上記機種を利用中で保守契約継続中のユーザーは追加料金なしでアップグレードが可能。

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