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「SAP Business All-in-One」の導入プログラム、中堅企業を対象に業種を絞り込んで短期導入を支援

2008年10月22日(水)IT Leaders編集部

SAPジャパンは2008年8月、中堅企業向けERP(統合業務)パッケージの短期間・低コスト導入プログラム「SAP Business All-in-One FAST-START PROGRAM」の提供を開始した。サービス業、商社・卸、組立製造の業種を対象に、企業が低コスト・短期間でERPパッケージを導入できるように支援する。

 これまでSAPジャパンでは、年商500億円未満の中堅企業を対象に1億円でSAP ERPを導入できるパッケージ「SAP Business All-in-One」を用意し、2007年6月から提供してきた。今回の「SAP Business All-in-One FAST-START PROGRAM」では、さらに小規模の中堅企業を対象とし、業種を絞って提供する。

 FAST-START PROGRAMでは、Web上でシステム構成をシミュレーションできるツール「Online Configurator」を使用する。ERP導入を検討する企業は、Web上で従業員数やライセンス数を入力し、必要なソフトウェア機能を選択するだけで、導入に要する費用が試算される。

 導入決定後は、Online Configuratorで選択した設定情報がSAPジャパンのパートナー企業に通知され、OSやデータベース、SAP ERPなどがハードウェアにプリインストールされた状態で出荷される。

 こうしたアプローチにより企業は、ERP導入の課題とされてきた仕様決定や導入に要する期間を短縮し、従来のSAP Business All-in-Oneに比べて半分以下の期間と3分の1以下のコストで導入できるようになる。

 価格は、財務会計、管理会計、購買/在庫管理、販売管理、生産管理、プロジェクト管理などの基本機能構成で3000万円台から(ソフトウェア・ライセンス、ハードウェア、導入サービス込み)。

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