日本電気は2008年11月4日、先進の省エネデータセンターのデモ・検証サイトとして、本社スーパータワー(東京都港区芝)1階プラットフォームイノベーションセンター内に「REAL IT COOLプラザ」を開設した。
「REAL IT COOLプラザ」は、同社の省電力プラットフォームへの取り組み「REAL IT COOL PROJECT」に基づいて製品化されたハードウェア、ソフトウェア、およびファシリティサービスを組み合わせ、省エネデータセンター環境を構築したもの。
同プラザでは、「ECO CENTER」をはじめとする省電力サーバやストレージ、「WebSAM」など省電力制御ソフトウェア、およびNECフィールディングが提供する米国APC社の局所冷却ソリューションやセンサーソリューションなどを最適に組み合わせた先進の省エネデータセンターソリューションを実際に見ることができる。
また、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(CREST)において、NECが独立行政法人産業技術総合研究所、東京大学と連携して検討している次世代データセンターの検証サイトとしても活用する予定とされる。さらに同社の次世代プラットフォームサービス「RIACUBE」の検証基盤としても活用されるという。
同社は、同プラザでの検証結果やノウハウをグループの運営する全国53ヶ所のデータセンターにも展開し、自社データセンターのさらなる省エネ化を推進していく。
日本電気
http://www.nec.co.jp/
REAL IT COOLプラザについて
http://www.nec.co.jp/realit/ecology.html