世界的な需要低迷と想定を超える円高が、特にグローバルに事業展開する国内企業に暗い影を落としている。パナソニックのように2008年度上期の決算で過去最高益を記録するのは例外で、多くは業績の下方修正や減産を余儀なくされた。 思うように売れない──。
世界的な需要低迷と想定を超える円高が、特にグローバルに事業展開する国内企業に暗い影を落としている。パナソニックのように2008年度上期の決算で過去最高益を記録するのは例外で、多くは業績の下方修正や減産を余儀なくされた。
思うように売れない──。
であれば短中期的な手立てとして、需要の変化を素早くキャッチして、必要な数量だけ作り、売れる場所に必要な数だけ配送する方法、すなわちサプライチェーンマネジメント(SCM)を今より極めるしかない。
2008年10月30日付の日本経済新聞に載ったソニーのハワード・ストリンガー会長のコメントは、それを象徴している。以前から積極的にサプライチェーン改革を進め、SCMの先進企業とされてきたソニーがサプライチェーンを見直すという。
ソニーだけではない。日本コカ・コーラやサントリーなども、厳しい時代に勝ち残るためSCMの強化と高度化を進めている。(本誌)
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