[新製品・サービス]

日本HP、仮想化管理の環境への導入を支援するスタートアップサービスを発表

2009年4月1日(水)IT Leaders編集部

日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2009年3月31日、仮想化環境を統合的に管理する同社のソフトウェア「HP Insight Dynamics-VSE」の導入を支援するパッケージサービス「HP Care Pack ID-VSEスタートアップサービス」を発表した。作業計画からスタートアップ、動作確認、オリエンテーション、作業報告まで含む同サービスの価格は、94万5000円(税込み)。

「HP Insight Dynamics-VSE(ID-VSE)」は、同社製のHP ProLiantサーバーおよびHP Integrityサーバー上の物理/仮想リソースのキャパシティを分析し、物理環境や仮想環境の種類を問わず統合管理するソフトウェア。同社では、マルチサーバー環境への対応など機能強化を図った最新バージョン「HP Insight Dynamics-VSE 4.1」を2009年2月9日にリリースしている。

しかし、同製品の導入には、事前準備を始めインストール作業、動作確認、トレーニングなどが必要となり、中堅規模の企業にとっては大きな作業負荷となっていたことから、同社では今回、同製品を迅速かつ容易に導入可能にするサービスパッケージとして、「HP Care Pack ID-VSEスタートアップサービス」を提供するとのこと。

同サービスは、HP製品に関する各種サービスをパッケージ化した「HP Care Pack」シリーズの新ラインアップ。事前の作業計画からスタートアップ作業、製品の動作確認、オリエンテーション、作業報告まで、一連の作業をワンパッケージで提供する。

同社は同サービスの提供によって、これまでID-VSEの導入が難しかった中堅規模の顧客のニーズに応え、仮想環境の統合管理によるシステム管理効率の向上および工数削減をサポートするとしている。

なお、ID-VSEをインストールし、物理環境および仮想環境を統合管理する機能を実装するための、同サービスの構成内容は以下のとおり。

1. 作業計画

  • 同社のエンジニアが顧客と協力して各種情報についての事前確認を行い、スタートアップ作業を計画
  • 実施対象となる環境や作業条件が、スタートアップサービス対象製品の仕様に適合しているかを確認
  • 顧客指定の構成パラメータを確認
  • スタートアップ作業のスケジュールを調整

2. スタートアップ作業
作業計画で合意した指定構成やパラメータに基づき、各種スタートアップ作業を客先で実施する。

  • サーバー設定の変更
  • ソフトウェアのインストール
  • 監視対象のSIM(Systems Insight Manager)への登録
  • 監視対象WindowsサーバーへのOpenSSHおよびエージェントの展開、インストールなどを実施

3. 製品動作確認

  • 同社所定の確認手順による製品の動作検証
  • スタートアップ作業で設定したパラメータを確認

4. オリエンテーション
ID-VSEに関連する各種ソフトウェアの操作手順を説明する。

  • Virtualization Managerの操作手順
  • Capacity Advisorによるシナリオ作成手順
  • Logical Server ManagementのBlade-Based論理サーバーの動作を説明
  • Logical Server ManagementのVM-Based論理サーバーの動作を説明

5. 作業報告

  • 同社の所定書式によるスタートアップ作業報告を提出

※サービス提供期間:月曜日~金曜日8:45~17:30 祝祭日および年末年始(12/30~1/3)を除く

「HP Insight Dynamics-VSE」
http://h50146.www5.hp.com/products/servers/management/vse/

日本HP
http://www.hp.com/jp/

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